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いや

鍋島からは

逃亡のための

偽装結婚と言われたが


おそらく

偽装結婚とは

明宏は思っていないはずだ。


偽装ではなく

俺とはガチに

結婚するつもりだろう。


できることなら

将生さんの子供を

私は身籠りたいわ!

俺を見つめる

明宏の表情は

冗談とは思えない。


今こうして

向かい合って

夕食を食べている時でも


俺の奥さんに

なったつもりで

明宏はいるかもしれない。


どうしても

一緒にいられないなら

タイにいる俺の所に来い!

鍋島は俺に

言ってくれた。


それは

俺が明宏と夫婦として

暮らすことができない。


そんなことを

鍋島は言っているんだろう。


とにかく

明宏は今後

男性モードには

戻るつもりはないはずだ。


それは

1ヶ月後に

女性の戸籍を得れば

なおさらだろう。


この現金強奪で

明宏は自分の人生を

変えるつもりなんだ。

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