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その理由は
自分の腹から出たことで
血の繋がりは無くても
母親の気がするからだろう。
その明宏の
気持ちはわかる。
自分の体内で
10か月も育って
出てきた子ならば
代理母より
母親としての
愛情を抱くだろう。
ということで
子宮移植が早く
可能になることを
明宏は願っているようだ。
私は将来
将生さんの
子供を身籠りたいわ!
と
自分の腹の上に
明宏は手を添えていた。
その表情で
冗談ではなく
本気なんだと
俺には、わかった。
とはいえ
俺にとっては
現実離れした話であり
真に受けられなかった。
しかし
俺と明宏は
偽装結婚といえど
近いうちには
正式な夫婦として
一所に暮らすことになる。
もしも
明宏が子供を望めば
俺も無視できないだろうし
考えることになるかもしれない。
どんな形であれ
俺とは血の繋がる
子供になるんだ。




