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鍋島は仕事柄

過去に何度か

尾行をしたこともある。


その立場から

尾行を撒き方も

心得ているようだ。


つまりは

どんなことを

相手にされたら


尾行する方は

困ってしまうのかを

身を持って知っている。


たとえば

尾行を撒く方法とは


信号の変わり目

入り込んだ場所に入る

出入口が多数ある

大型商業施設に入るとかだ。


それは

俺も知っていたが

それを利用した

具体的な方法とか


鍋島は俺に

詳しく丁寧に

教えてくれたんだ。


ただ巻くには

まず俺たちが最初に

尾行されていることに

気づく必要があるわけだ。


そのことも

鍋島は教えてくれた。


まあ相手は

警察とか探偵とか

尾行のプロではなく

普通のヤクザである。


それゆえ

簡単に見抜けると

鍋島は言ってくれた。


というわけで

俺と明宏は今後

車の外に出た時には

尾行には気をつけるだろう。

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