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電話を切る時
則夫が何やら
必死に訴えていたが
よく聞こえなかった。
この電話の内容も
鍋島のアドバイス通りだ。
ただし
北海道、沖縄、京都を
回る順番は教えなかった。
口からの出任せの
嘘とは思いながらも
本部は動くはずだ。
その俺たちの捜索を
3分割して戦力ダウンが
鍋島の狙いであるようだ。
さらには
捜索資金は削る狙いもある。
鍋島は実際に
土産を買って
ポスト投函できる
レターパックなどで
組事務所や本部に
俺の名前で送ることも
考えているようだ。
土産なんて
現地にいかなくても
売っているところもある。
もちろん
それもまた
奴らを撹乱するためだ。
レターパックの
消印を見ることで
その周辺の捜索も
奴らは始めることになる。
もちろん
俺と明宏は
京都にも北海道にも
沖縄には行かない。




