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その度に
バチバチ!
パチパチ!
という
スタンガンから
放たれる音がする。
あたかも
雷が連続する
感じの音に聞こえた。
痛え!
痛え!
おい!
止めろ!
と
奴らは悲鳴を
上げ続けている。
奴らは全員
床に倒れ込んで
身動きできなくなっている。
俺は奴ら全員の
スマホを奪い取って
自分のリュックに入れる。
これで
もう奴らは
他の組員たちに
助けは求められない。
俺は明宏に
こいつらは
俺に任せておけ!
お前は早く
金庫の中の金を
キャリーケースに
全て入れるんだ!
と
命じることにした。
そのキャリーケースは
うちの組のものであり
この部屋の隅に置いてある。
本来ならば
明日の午前中に
銀行に出向いて
本部の口座に
納めるために入れる
2つのキャリーケースだ。
それも一緒に
キャリーケースごと
俺たちは頂くんだ。




