286/314
286
分散というのは
前に話したように
怪しい奴が近くにいるとか
奴らの2人を
事務所の入り口に
連れていくことだ。
そして
部屋に残った2人を
まず俺が動けなくする。
その後で
戻ってきた2人へ
真正面からスプレーを
噴射するという計画だ。
これでも
容易にやれそうだから
鍋島からのGOを
待つことはないだろう。
むしろ
逆に鍋島からの
連絡がないというのは
今は行くな!
という
危険がないことだろう。
鍋島のGOを待たず
俺と明宏は目配せして
準備を始めるとにした。
両目にゴーグルをして
最強レベルのマスクをする。
こうすることで
自分たちの放った
催涙スプレーの被害を
かなり軽減できる。
やはり
顔面に直撃しなくても
鼻や口から吸ってしまうと
気分が悪くなるからだ。
背後から
スプレーをかけても
十分に効果あるわけだ。




