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それに
早く実行すれば
組長たちが気づくまで
時間が長くなるんだ。
なので
知らぬ間に
俺たちは遠方に
逃げることもできる。
俺と明宏は
リュックを持ち
鍋島の借りたきた
ワゴン車に乗り込んだ。
ここから
組の事務所までは
車で15分ほどだ。
その間
なぜか3人とも
無言となっている。
というか
もうやるべきことを
全てやったといえるので
話すことがないといえる。
計画は成功する
確信があるとはいえ
やはり緊張してきた。
将生兄貴!
震えてますよ!
と
俺は明宏に
体の震えを指摘された。
ビビっていねえよ!
これは武者震いだ!
と
俺は虚勢を張る。
組の事務所から
少し離れた所で
鍋島は車を止めた。
これから
俺たち3人は
組の事務所に向かう。
鍋島は見張り番で
事務所の入り口付近で
待機することになる。




