18/129
18
当時17歳の明宏は
どこからどう見ても
普通の少年に見えたからだ。
聞いてみると
明宏も以前
俺と同じように
少年院に入っていたという。
少年院を出てから
フラフラとしていたら
これも俺と同じように
則夫に言葉巧みに
騙されてしまって
組に入ってしまった。
そんな同じ境遇で
お互いに親近感を抱いて
出会ってから数日で
俺と明宏は親しくなった。
というか
俺は明宏を
初めて見た時から
話していなくても
きっと
こいつとは
気が合うだろうな!
と
直感したんだ。
その直感は
間違っていなかった。
この世に
こんなにも
気の合う奴がいるとは
俺は今も信じられない。
俺には昔から
初対面でも何となく
自分との相性はわかる。
思えば
則夫と初めて
会った時にも
こいつは腰は低いが
どこか一癖ありそうな奴だ!
と
俺は直感していたんだ。




