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そのためには
ある程度の大金が
必要となってくる。
となると
今の鍋島にとって
俺たちの仲間になることは
まさに渡りに船だろう。
明宏は俺に
ここに来る前に
鍋島さんは
私たちの依頼を
絶対に引き受けますよ!
と
自信ありげだった。
おそらく
鍋島が断る訳ないと
明宏は確信していたんだ。
俺たちの仲間になり
多額の金を入れることで
タイと日本を行き来する
もう必要はなくなるからだ。
鍋島は今まで
2ヶ月から3ヶ月しか
タイに滞在できなかった。
しかし
俺たちの仲間になり
計画が成功したら
その後は
タイで死ぬまで
暮らせることになる。
なにしろ
鍋島は100万円で
一年を暮らせるんだ。
300万円あれば
かなり余裕ある暮らし
500万円もあれば
豪勢な暮らしも可能だろう。
しかし
報酬は半年で
受け取る1億だけではない。




