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鍋島は昔のよしみで
激安で仕事をしようと
思っているはずだ。
おそらく
俺たちを逃がした後に
アフターサービスも
してくれるつもりのはず。
とはいえ
3人も4人も
逃がすとなると
激安価格にすると
赤字が出てしまうと
鍋島は心配しているんだ。
それで
俺に100万円も
払えるかを聞きたいんだろう。
俺は鍋島には
この計画が成功すれば
数億円が手に入ることは
ちゃんと話したはずだ。
とはいえ
その大金は今後の
俺たちの逃亡資金で
この依頼のために
多額の料金を自分に
鍋島は思っていないようだ。
それに
そんな大金を
ゲットできることに
半信半疑なんだろう。
大丈夫だ!
報酬は弾むから!
と
俺は鍋島に約束する。
しかし
そもそも
その明宏という野郎
お前の弟分は信用できるのか?
と
鍋島は俺に
再度、聞いてきた。




