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さらには
自分の女装に
確固たる自信を
明宏は持てたであろう。
俺は明宏には
鍋島というのは
人間観察力のある
鋭い奴と伝えていた。
その鍋島の持つ
眼力を持っても
明宏の女装には
全く気づいていないんだ。
このことは
明宏は嬉しいし
自信も持てるはず。
俺は明宏が
鍋島に自分から
正体をバラすまで
待つことも考え始めた。
なので
とりあえず
もう少し鍋島の
様子を見ることにする。
なあ!
神崎!
その明宏という奴に
俺が会うことはできるか?
と
鍋島が再度
俺に聞いてきた。
うん!
まあ
それは簡単に
会わせられるけど・・・
と
俺は鍋島に答えて
明宏の出方を待った。
すると
その時だった。
おい!
神崎!
ちょっと
待ってくれよ!
と
鍋島が急に
ハッとした表情をなった。
どうやら
鍋島が何かに
気づいたようだ。




