乙子ルート 第3日目⑥
⑥
「松田さんの中の人な」
「中の人などいない!! って、そこはデ〇オなんじゃないの!?」
「ホワイ?」
「えっ!? だってあんた、〇ンダムの話ばっかするから……」
「オレの中では関さんはデ〇オの中の人ではなく、松田さんの中の人なのです」
「そうなんだ……。それはそうと貞君」
「なんでしょうか?」
「あんた、さっきから誰と話してるの?」
「いや、誰とも」
「そう? 別にいいけど……」
不思議そうな顔の乙子。
それはそれとして、さすがオレ。
オレ、最高。
それはもういいって?
いいじゃないかよぅ。一年に何回かくらいは自分を天才だと思える日があったって。
日頃はこの冷たい世界からしいたげられて生きてるんだから。
いかん、そんな辛い現実を思い出したら泣いちゃいそうだ。ウソだけど。
とにかく、『ぬいぐるみキャプター貞君』の通り名は伊達じゃないぜ。
なにしろオレの空間把握能力はハンパじゃないからな。
世が世ならメビウス・ゼ○を駆って不可能を可能にしてるはずだ。
……って、あの人まったく活躍してない気が。
微妙だな……。
○ザークだって○ンダム落としてるのに……。
あの○ザークだって、だぞ?
あのウザイだけで『ウザーク』とか言われてるあの○ザークでさえ、だ。
……なに熱く語ってるんだ、オレは。
ちなみに『○ンダム』は『マ○ダム』じゃないからな、念のため。




