第25話 ナタスの癒し
目を覚ました俺様は、まず自分の腹の変色具合に引いた。
みゃむには悪いが表彰式とかどうでもいい。
俺様は・・・腹部が死ぬほど痛いのだ。
「みゃむ・・名声は力だ。表彰式に出て名前を売っておけ・・・。また、夜飛行船で会おう。」
みゃむが何だか謝っていた気がするが、一刻も早く治療したかった為、適当に相槌を打っておいた。
なんとか魔方陣の書いてある紙を投げる。
そして、飛行船に戻った俺様は・・・・まず、ナタスの元へ向かった。
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「・・・・・なんだこの傷は・・・。内出血ってレベルじゃない。よく歩いてここまで来れたもんだ。」
困った時のナタス様である。
「悪い・・・。みゃむの一撃を腹にもらった。」
「キミは相変わらずのアホだな。死にたいのか?みゃむの強さならキミが一番知っているだろうに。」
・・・・・ドラゴンを素手で倒す少女。
「ははは・・俺様なら勝てるかと・・・。」
「・・・・はぁ。強気になるのはいいんだが、少しは考えて行動したまえ。キミの体は一つしかないんだから。」
そういいながらナタスの回復魔法を受ける。
「で?キミは何回目のライトなんだい?みゃむと戦ったばかりだから次はカサリナか?」
「・・・・そういうことだ。」
「これで腹部の痛みは大分いいだろう。本来なら絶対安静だが仕方あるまい。」
腹部に包帯を巻きながらナタスは言った。
何だかナタスには頭が上がらなくなってきた・・・。
「いつもありがとな。ナタスには感謝してる。」
「!?・・・・あぁ。い・・いいんだ。コレも妻として当たり前の事だ。」
斜め上を見ながら、頬を真っ赤にして答えるナタスに萌えた。
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ナタスの研究室をでてスグに『戻るんデス』を6粒飲んだ後に気付く・・・。
あれ?ここで薬飲んでよかったんだっけ?
6粒って多過ぎなかったけ・・・。
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目が覚めたら廊下の上で寝ていた。
腹部には包帯が巻かれている。
「・・・・・・・・・・・気分の高まりは感じませんね。」
・・よく格闘大会なんて参加したものです・・・。
今、考えれば恐ろしい。
そして今日はカサリナの誕生日会・・。
要するにデート。
待ち合わせ場所は・・・・・?
あれ?
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とりあえず『コール』でカサリナと連絡を取らなくては始まらない。
『カサリナ?』
『こんな朝早くにどうしたのじゃ?』
カサリナは完全に寝起きの声だった。
『今日はアナタの誕生日でしょう。待ち合わせ場所とか時間とかどうします?』
『それなら心配するでない。私がとっておきの店を探しておいたからの。10時ぐらいにワープで迎えに行くから待っておれ。』
『わかりました。それじゃあ10時に。』
今は朝の7時。
カサリナが早いというのも分かる気がする。
とりあえずカサリナが来るまで寝ておきますか・・・。
腹部が痛いですし。




