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第22話  俺様思考

薬を飲む時にナタスはこう言った。

『薬を飲むのは常に研究室にしておけ。人目についたら説明するのが厄介だ。この薬の事は二人の秘密・・・・あぁベルもいたっけ。・・・とりあえずあまり目立つ行動はするな。』



・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・



24日午前3時。



ライトは薬を6粒も飲んでいた。

用心に用心を重ねて多めに飲んだつもりだったが明らかに飲みすぎていた。

へたれ。というかアホである。



「ハッハッハッ!!こんなに気分イイんならもっと早目に飲んどきゃ良かったな・・・。」


午前3時に周りを気にせず叫びだす男。

ライトはさっそく目立ちまくりであった。



薬を飲んで意識が覚めると、今まで感じた事の無い爽快感。

辺りを見渡すと・・・薬を飲んだ場所でもある研究室。




『ガチャ』




扉が開いたと思ったら案の定ここの部屋の主が姿を現す。


「いきなり叫びだすのは辞めてくれたまえ。不審者かと思って殺すところだったぞ。・・・・そしてライト・・・キミはどうやってココに入ってきたんだ?説明してもらおうか・・・。」


・・・・・何かがいつもと違う。

・・・いつもなら感じるナタスの威圧感が全然感じない。


「おいおい。ナタスがココで薬を飲めって言ったんだろうが。・・・・・あぁそうか。未来のナタスになるのか?」


「・・・・・。」


いつもとは違う俺の強気な姿勢にナタスは不信感がMAXだった。


「まぁ~そんな事はどうでもいい。とりあえず俺様は今からみゃむの約束を守ってくる。ついでだし軽く遊んでやるかな。」



「・・・・・。」



「どうした?黙ってないでなんかリアクションしろよ。独り言みたいじゃねーか。」


ナタスは目を細めながら俺を見ていた。もとい、観察していた。


「ライト・・・・喋り方と性格はどうした?前より暴力的な気がするんだが・・。」


「んなの知るかよ。それを考えるのがナタスの仕事だろ?じゃー行って来るわ。ベルも居ないし自由って最高だな!」


そのままナタスを放置して取り敢えずはサハランへ向かう。

今はカサリナとの約束よりも、みゃむとの格闘大会の方に興味が沸いていた。






飛行船でサハランに向かう。

着いたのは午前7時。

・・・・・やはり早すぎた。


因みにみゃむとは9時に待ち合わせしてある。

勿論俺様も、大会には参加する予定である。

みゃむは驚くかもしれないがな。




俺には魔法は使えないが異世界の力がる。

まぁ腕力が強くなるだけだが・・。

無いよりはマシだろう。



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