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海を渡る蝶  作者: バルさん
第一章  新しい人生
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第二十話 「心をひとつに」

先攻の二軍チーム

監督・兼主将を兼任するは、

矢羽一輝であった。


「俺は一年ですが、

この場で監督をさせていただくからには、

学年や一軍・二軍の名は意味を持たせません。

俺たちは、目の前の敵を倒す仲間です。

全員が対等であることを

忘れないでください。」と言い放った。


阪堂も含めて二軍選手の全員が頷いたため、

続けて

「あと、言い忘れましたが、

この試合勝ちます。いないとは思いますが、

一軍相手だからと言って弱気に放っていませんよね。」


先発予定の冴永が

「監督、それ誰に聞いてるんですか?」


「心配なさそうですね。この試合で求められるのは

個々の内容ではない。チームでの勝ち負けです。

勝てば明日がある。負ければ明日はないでしょう。」


一輝は大きく息を吸って


「勝つぞ!」

皆が息を合わせて

「おーーー!!!」

闘気が鳴り響く。


心をひとつに

二軍チーム一番バッター

永瀬が打席に立った。


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