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第二十話 「心をひとつに」
先攻の二軍チーム
監督・兼主将を兼任するは、
矢羽一輝であった。
「俺は一年ですが、
この場で監督をさせていただくからには、
学年や一軍・二軍の名は意味を持たせません。
俺たちは、目の前の敵を倒す仲間です。
全員が対等であることを
忘れないでください。」と言い放った。
阪堂も含めて二軍選手の全員が頷いたため、
続けて
「あと、言い忘れましたが、
この試合勝ちます。いないとは思いますが、
一軍相手だからと言って弱気に放っていませんよね。」
先発予定の冴永が
「監督、それ誰に聞いてるんですか?」
「心配なさそうですね。この試合で求められるのは
個々の内容ではない。チームでの勝ち負けです。
勝てば明日がある。負ければ明日はないでしょう。」
一輝は大きく息を吸って
「勝つぞ!」
皆が息を合わせて
「おーーー!!!」
闘気が鳴り響く。
心をひとつに
二軍チーム一番バッター
永瀬が打席に立った。




