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第8回 争奪戦:まあるい「ビーチバレー」

(一肆、毎日お疲れ様。よしよし、えらい子ですね。たまにはゆっくりおやすみなさい........................)


気がつくと、俺はいつものように異空間にあるログハウス風のロッジに飛ばされていた。


「おーい」


呼ばれる声に引き寄せられ、リビングの窓からテラスへ出ると、そこにはありえない光景が広がっていた。


永遠に続くかのような白い砂浜と透き通るようなコバルトブルーの海。

南国の太陽が放つ強烈な紫外線は、俺の統計データアナリストとしての脳に「過剰な光学的ノイズ」として記録されていたが、目の前の光景はその不快感を一瞬で上書きした。


俺は砂浜に立てられた高い審判台の上に座らされ、金色のホイッスルを渡された。


「……ふふ、一肆様。そんなに高いところから見下ろして、わたくしたちのどこを観察しておられるのですか?」


最初の一声を上げたのは、巫女のルカだ。

白と緋色の和風水着を纏い、盲目ながらも心眼で俺を捉えて微笑む彼女のBカップは、神聖な静寂を保ちながらも潮風に揺れている。


「だっはっは! 硬いことは言いっこなしだ! アタイのこの弾ける筋肉と、極上のEカップを一番近くで拝める特等席なんだからよ!」


ドワーフのドーラが、日焼けした健康的な肌を眩しく光らせ、ビキニ型のタンクトップから溢れんばかりの双丘を揺らして笑う。


「えー、あついー。むりー。ねー、一肆ぃ、わたしが勝ったら、あのパラソルの下で一日中ポテチ食べさせてよねー」


堕天寸前の天使、フィリアはだらしないフリル付きの水着姿で、背中の羽をパタパタと動かしながら欠伸をしている。Aカップの平坦な胸元には、すでにどこから持ってきたのかお菓子の屑がついていた。


「きゅきゅーっ! 一肆くん、見ててね! わたしのこの流線型、砂の上でも絶好調だきゅ!」


イルカ海女のマイアは、お馴染みのスクール水着風の姿で、濡れた青いショートヘアから水飛沫を飛ばして跳ね回る。Cカップの滑らかな胸が、彼女の元気な動きに合わせてリズミカルに跳ねていた。


「……逃がしませんわ、一肆様。あなたが私だけのものになる権利……。このHカップの情念と蛇の体で、必ずや掴み取ってみせますわ」


最後に、ラミアが巨大な蛇の下半身をくねらせながら、エキゾチックな布切れで辛うじて隠された驚異的なHカップの重圧を俺へと向ける。



審判兼優勝賞品。

砂浜の熱気よりも熱い5人の視線を浴びながら、俺は大きく深呼吸をしてホイッスルを口に咥えた。


一肆を丸一日独占するという、前代未聞のビーチバレー対決が、今、幕を開ける。




ピーッ、というホイッスルの音が潮風に溶けると共に、虹色の輝きを放つ万物円満ボールが宙を舞った。


最初に動いたのはルカだ。

彼女は閉じられた瞳のまま、Bカップの胸元から清らかな鈴の音を響かせ、正確無比な位置へと移動する。


「ふふっ、ボールの軌道も、一肆様の高鳴る鼓動も、この心眼には全て視えておりますわ。……あら、そんなに凝視されては、わたくしの経験値がまた増えてしまいますわね」


ルカが放ったトスは、一切の無駄がない完璧な弧を描き、ドワーフのドーラの正面へと吸い込まれる。

ドーラは砂を爆発させるような勢いで跳躍し、タンクトップから零れ落ちそうなEカップを太陽に晒した。


「だっはっは! いいトスだねぇ! アタイのこの鉄腕で、水平線の彼方まで打ち抜いてやるよ! 根性入れな!」


豪快な掛け声と共に放たれたスパイクは、もはやバレーボールの速度ではない。

重圧を伴う一撃が対戦相手のコートへ突き刺さる寸前、マイアがイルカのような滑らかな動きで砂浜を滑り込んだ。


「きゅきゅーっ! そんな重い攻撃、わたしの流線型の胸で受け流しちゃうきゅ! 滑るようにレシーブだきゅ!」


マイアのCカップの弾力がボールの衝撃を吸収し、水飛沫のような清涼感を伴って高く空へと跳ね返す。

そのボールを、空中で欠伸をしながら待ち構えていたのはフィリアだ。


「……えー、拾われちゃうとか、マジ計算外だしー。移動とかむりー。神聖な力で、ちょっとだけ物理法則バグらせるしー」


フィリアは自ら動くのを極端に嫌がり、頭の上の少し汚れた天使の輪を傾け、ボールの重力のベクトルを強引に書き換えた。

不規則な変化を見せるボールに、誰もが翻弄されるかと思われたその時、巨大な蛇の尾がコート全体を覆うように鎌首をもたげた。


「逃がしませんわ……。この空間そのものが、私の一肆様への愛の檻ですもの。誰にも、この先へは行かせませんわよ」


ラミアはHカップの圧倒的な質量を揺らし、獲物を追い詰めるように蛇の下半身をくねらせる。

彼女の鱗がボールの勢いを完全に殺し、絡みつくような執着心でラリーを停滞させていく。


5人の異なる丸みと、それぞれの独占欲がぶつかり合う砂の上で、万物円満ボールは極限までエネルギーを蓄積し、眩いばかりの虹色の発光を強めていった。



白熱するラリーの応酬により、万物円満ボールは五人の異なる「丸いエネルギー」を過剰に蓄積し、臨界点を突破しようとしていた。

虹色の発光はもはや太陽の眩しさを超え、高周波の振動がビーチの空気を震わせる。


データアナリストとしての俺の計算によれば、このままではボールに込められた多幸感のパケットが物理的な限界を迎え、大爆発を起こして試合が強制終了してしまう。


「きゅきゅっ!? ボールが熱くて弾けそうだきゅ! 一肆くん、助けてーっ!」


マイアが悲鳴を上げながら、膨張するボールを必死にレシーブしようとする。


「だっはっは! 面白い、アタイの熱気でその暴走ごと打ち抜いてやるよ!」


ドーラが闘志を燃やして跳躍するが、ボールから放たれる多幸感の波動に当てられ、その動きがわずかに鈍る。


「……五人の執着が混ざりすぎて、システムがバグってるしー。もうどうにでもなれー……」


フィリアが羽を投げ出すように脱力し、ルカは心眼でその崩壊の予兆を察知して静かに微笑む。

そしてラミアは、暴走するボールすらも俺への愛の供物にしようと、巨大な蛇の下半身をくねらせて跳びかかった。


「誰にも、一肆様との時間を邪魔させませんわ……! この情念ごと、丸めて差し上げます!」


五人の愛情と独占欲が一点に集中し、ボールが眩い閃光を放ったその瞬間、俺は審判台から砂浜へと飛び降りた。

このカオスなエネルギーを調和させ、すべてのノイズを『円満』へと導くために、俺は魂のスキルを発動する。


万物円満オール・ラウンド!」


俺の指先から放たれた『π=314』の波動が、空中で炸裂しかけた虹色の光を包み込む。


暴走していた多幸感のデータは、俺の演算によって完璧な球体の安定度を取り戻し、巨大な吸引力を持つ「幸運のブラックホール」へと変貌した。

爆発するはずだったエネルギーは、逆に五人の女の子たちを俺の元へと強力に引き寄せるベクトルへと書き換えられる。


「ひゃっ!? 体が吸い寄せられるきゅーっ!」


「ふふっ、これこそが一肆様との運命の引力ですのね……」


五人はボールを介して一つの巨大な『丸い塊』となり、審判兼優勝賞品である俺の元へと同時に滑り込んできた。

衝突の衝撃は、彼女たちの豊かな双丘の弾力によってすべて心地よい抱擁へと変換される。


砂浜に巨大な土煙が舞い、俺は五人の異なる体温と、五つの異なる双丘の感触に全方位から包み込まれた。



土煙がゆっくりと晴れ、砂浜に静かな波の音が戻ってくる。


俺の体の上には、判定不能の同時着弾を果たした五人の女の子たちが重なり合い、色とりどりの水着と、五者五様の質感を持つ双丘が俺の全身を隙間なく埋め尽くしていた。


俺は砂に埋もれながら、ホイッスルを鳴らす代わりに、幸福な溜息を一つ吐き出した。


「全員優勝……。判定は、ドローだ」


その言葉が合図となり、砂浜に設置された特大のパラソルの下で、俺を優勝賞品とした極上の「ご褒美タイム」が幕を開けた。


「ふふっ、まずは火照ったお体を鎮めなければなりませんね。わたくしの膝の上へどうぞ」


ルカが俺の頭をBカップの双丘が触れる位置まで引き寄せ、心眼の耳かきを開始する。

神秘的な鈴の音を聴きながら、耳裏に当たる彼女の柔らかな体温と、時折囁かれる耳年増な知識に脳がトロトロに溶かされていく。


「だっはっは! ルカにばっかりいい顔させないよ! アタイのこのEカップの熱気で、ガチガチの肩を解してやるからな!」


ドーラが背後から俺を抱え込み、日焼けした健康的な肌を密着させながら、力強くも温かいマッサージを施す。

差し出された冷えたエールを喉に流し込むと、Eカップの圧倒的な弾力が背中から伝わり、筋肉の緊張がみるみるうちに消えていった。


「きゅきゅーっ! 一肆くん、足元はわたしにお任せだきゅ! 波打ち際の浮力で、疲れを全部飛ばしちゃうきゅ!」


マイアが俺の足を自分のCカップの胸で挟み込むように支え、海水と胸の浮力を利用した無重力マッサージで血行を促進させる。

イルカのような透き通った歌声が、海風に乗って俺の脳波を完璧なリラックス状態へと導いていく。


「……一肆~、そんなに動いたらポテチの屑が落ちるしー。わたしの隣で、もっと無防備に寝転がっててよー」


フィリアは俺の横で寝そべり、Aカップの平坦で心地よい胸を俺の腕に預けながら、一緒にポテチを食べさせてくれる。

天使のサボり許可証が発行されたかのような、一切の責任から解放されたダラダラとした時間が、俺の精神的負荷をゼロへとリセットしていく。


「ふふ、他の方の相手はこれくらいで十分ですわね……。さあ、最後は私の情念に呑み込まれてくださいませ」


ラミアが巨大な蛇の下半身で、俺たち全員を包み込むようにとぐろを巻き、逃げ場のない愛の結界を作り出す。

正面からはHカップの重厚な抱擁が俺の視界を塞ぎ、蛇の体の適度な圧迫感が、まるで最高級の重たい毛布のように深い安心感を与えてくれた。


俺は限界を超えた統計データアナリストの脳で独白を開始した。


ビーチバレーという競技性のノイズデータが、五人の異なる『丸み』による多層的な報酬パケットへと完全に置換されている……!

各部位への最適な接触圧、温度、そして視覚的な曲線美の相関グラフが、俺の自律神経をかつてないほど円満な平衡状態へと導いていくのが解析できる……。


やはり、世界は丸いほうがいい……


極上の双丘に埋もれ、潮騒のメロディに包まれながら、俺は幸せに包まれてゆっくりと目を閉じた。

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