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3

早速オークを鑑定してみると

ヤングオークLV8

ヤングオークLV10

ヤングオークLV9

と表示されている。


一方今の俺のLVは14


森のスライムや小さなモンスターを倒したことにより、飛躍的にレベルが上がったっていた!

恐らく見た目はイカツイけど大丈夫だろう・・。


作戦としてはこうだ!!

 石投げでオークにどれくらいダメージが入るか確認して、強そうなら挑発しヘイトを稼いで引き連れて逃げる!!(後は少女自力で逃げろ作戦)

 もし、弱そうなら一気に木棒で殴りつけ倒す。(俺sugee、助けて惚れられヒロインゲット作戦)


出来るだけ気付かれないように、忍び足で迫る俺………。

その距離は既に15m程である。


この距離なら先制攻撃としての石投げが確実に当たる距離だ!!


渾身の力を込めて、用意した石を振りかぶる…


そして、時も迫りオークがその巨大イチモツで少女を毒牙にかけようとした瞬間 


     「ドンっ!!!!!!!!!!!!」


直径20センチはあろう石が、見事にオークに直撃して頭を吹き飛ばす


唖然する取り残されたオークと、返り血と肉片を浴びて目を見開いたまま表情の固まった少女・・(これ少女はトラウマものだな)


これはイケる!!!


いまいち状況が分かっていないオーク達・・・。


考える時間を与えないのも作戦の一つと、もう一投投石するっ!!


     「ドンっ!!!!!!!!」


また一つ頭が吹き飛ぶ・・・・。


「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ~~~!!」


戦闘開始10秒ほど・・、ようやく事態を理解したオークが半狂乱で大絶叫を上げて武器である鉈を構える


そして、無情ともいえる3投目


     「ゴンッ!!!!!!」


だが、さっきとは違う金属との衝撃音とともに投石は鉈によって防がれた


しかし、投石のあまりの勢いによって態勢を崩し尻もちを着くオーク・・。

(さすがに気付かれては倒せないか・・・)


ゴリ押しの4投目・・・・・


     「ドン!!!!!!!」


今度は腕で防がれたが、その腕はあらぬ方向に曲がっている・・。


     「ビヒヒヒーーーン!!!」


怯える様な奇声を上げるオーク


だけど少女を暴行し犯そうとするような輩には情は必要ないし、ここは異世界だ!!

日本で生きていたような人間社会にある法律など関係ないし、俺はオーガ!!思うままに生きるっ!



「ッドン!!」

「ブヒーーーー」


「ゴンっ!!」

「ブヒっ!」


「ボフっ!!」

「ブ・・・、ブ、」


「ゴンっ!!」

「・・・・・・・・・ブ」


無情の投石を繰り返し、いよいよ虫の息になったオーク。


俺は、木の棒を握りしめて全力で頭に振りかぶる!!


「ブチャ・・・・」

「・・・・・・・・・・。」


俺は容赦なくオークの頭を潰した・・・・。



その俺をさっきと同じで、目を見開いたまま呆然とした表情で見つめる少女・・。



戦いになりオーガとしての本能が出た為なのか、人間であったときは恐らく気持ち悪くなったであろうこの状況なのだが、

平静を保ち、尚且つ勝利の高揚感に包まれている俺・・・・。

少女そっちのけで、ある欲が湧き上がってくる・・・・・。


「食欲」!!!


もともとグロクナイ食材を探すために軽い気持ちで森に入ったのに、この血塗れの状況でこんな気持ちになるとは。

これがオーガとしての本能なのだろう・・。


そして・・・・・「ガブっ!!!!!!クチャクチ・・・」

頭のないオークの腕に齧り付く・・・・。


「ガブ!!クチャクチャクチャ」

血生臭い肉なのに、自分が満たされていく感覚。。



・・・・

・・・・・・・・・っあ!!


少女と俺の目線が合致する・・。


「ギャャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


「あっ、ごめん!!」


思わす日本語でそう語りかけた時にはすでに、仰向けになってピクリとも動かない少女の姿が・・・。

  




===============================================



「グップ」


たらふくマズい肉を平らげて満足した俺は、あまりの食欲に最初の目的であった少女の存在を放置していた事に気付く!!


・・うん。助けるつもりで来たのに、怯えさせてしまったなーー。

これからどうするかー・・・。。


なんて悩みながら、おもむろに少女を眺めているとある事に気付く!!!!!



あれ・・・・・・股になんかついてね???

・・・・

・・・・・・・

・・・!!

それは紛れもなき、ミニサイズの男性のシンボルなのであった・・・・・。


「なんでや!!!なんでなんやーーーーっ!!!!」

「そりゃ、少女助けた挙句に幼馴染になって、あわよくばイチャイチャしながら青春すごして最後は俺の嫁みたいな、

そんな邪推な考えをもった挙句に、あまりの食欲に目の前でオーク肉を生で齧り付く醜態を晒しましたけど神様ーーー!!!」

思わず涙が溢れてくるのである・・・。

そうさ、俺はホモでもショタ好きでもなく、ナイスバディーな巨乳の姉ちゃんが好きなんやぁ~・・。

俺が喰ったオークもまさか、「男色オーク」だったなんて・・・・・・うええええええええ




そんな悲壮感に浸っていると・・・・・



「ゴルドよ、筋肉好きな貴方にとっても素敵な出会いをプレゼントしましたわ!」



おもむろに綺麗な女性の声が聞こえてきた

って、この声はまさかクレアさん!!



「そんなに落ち込まずに全てを受け入れなさい!全ては神の意思! (ぐっへ おほほほほ~~!!」



ええええええ!!!マジ?

久しぶりに声を聴いたかと思えば、いきなりこんなプレゼントって・・・


しかも、「  ま  さ  か  の  女   神   腐女子!!!!!!!!    」


いやいやいや、さすがにBL展開はムリです・・・・・。(能面のような表情になる俺・・・・



「ッム!!!誰が腐女子なんですか、失礼ですよゴルド!! 人と人との出会いは大切にしなさい!!(ぐふふ」



心の声聞かれたーーーーー!!!!!!ってか。確信犯だわこのひと人~~。


「いや、俺オーガですから!!!」



「上げ足は取らない~~!!!!まぁ、これから色々あるだろうけど頑張ってね♪ でわさらばぁ~!!!」



・・・

・・・・

・・・・・・・・・・・。

言いたい事だけ言って、さらばって・・・・。


う~~~ん。


とりあえず連れて帰るかーー!!!



=======================


回収したオークの鉈で、おみあげのオーク肉を切り分けた後、少年を肩に背負い、家への帰り道に自分のステータスを鑑定してみると・・・


名前 ゴルド・アルデス・デ・レリス


種族 オーガ(亜種)


レベル16 男 


HP520

MP10


力 20 (60)

生命力 23

素早さ 10

器用さ 8

魔力 1


装備 古くゴツい鉈


スキル

超回復LV1

暴食(食事をした時の栄養の吸収率アップ 食中毒耐性 経口摂取による毒耐性 消化能力向上 胃の許容量UP )

女神の守護((漢達の宴)NEW→運命の男達と出会う)(力倍化) NEW→魂に刻まれた筋肉トレーニングの量により戦闘時に力を倍化する 倍化率3.0  ?????) 

鑑定LV1


うん。だいぶステ上がったけど、確実にヤバそうなスキルがあるね(泣)


まぁ、まずは暴食のスキルに説明が着いた事。

暴食と言うからには、相手のスキル奪うようなチートをちょっとは期待してたけどコレはこれでアリだな!!

生肉を食中毒気にせず食べれると言うのは、それだけで熱を通さずにタンパク質やビタミンなどの栄養素を壊さずに摂取でき、なおかつ吸収アップだなんてまるで強力わかも○やエビオ○じゃないか。

牛乳やプロテインを飲みすぎて乳糖で、お腹壊すこともないだろうし。

まるで、地球にいた時に尊敬していたマッスル○村になった気分だ!!


次に力倍化

魂に刻まれたとあるが、これは生前のトレーニングの量が影響していそうだな。

さっきの戦闘で力が湧き上がってくる感覚があったけど倍化率が、3倍ってコレは普通に強いっ!!!

そりゃ、オークの頭吹っ飛ぶわな……。

唯一の良スキルだ!!


そして最後!!!!!


「漢達の宴」って・・・・・・。


………

……………………。。。マジいらねぇ((((゜д゜;))))



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