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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
64/66

第64話 再会しました。

凄く久しぶりで、いろいろ書き方を忘れてました。

ニーナちゃんとまたティーたちの部屋の前まで戻って来ました。

そしたらお向かいさんのドアが開いて、出てきたのは


「ミリーちゃん!」


覚えていますか?

入寮の時に荷物を運ぶのに苦戦していたミリーさんです。

ティーの名前を褒めてくれたお姉さんですよ。


「ん? お、ティシーちゃん、だったよね」


「はい!」


「どう? ルームメイトとは仲よくできてる?」


あー、きっとフィーナさんとのことですかね。

寡黙なフィーナさんとうまくやっていけるか、って心配してくれてましたから。


「はい! フィーナさんもアリアさんもとってもやさしいので!」


「......そうなの? あまり想像できないけど」


きっとこれもフィーナさんのことですよね。

本当にとっても優しいんですけどねえ。ユリ姉様の妹としてばっかり見られて寂しがってる、って真っ先に気がついてくれましたし。

ピーラーを使うのにも渋るほどティーのことを心配してくれますし。

宿題も見てくれましたし、ティーのお話も嫌がらずに聞いてくれます。


「なによりティーのあたまをなでてくれますし」


「え、ほんと?」


「ほんとうですよ。ね、ニーナちゃん?」


自分に話が振られるとは思ってなかったんでしょう、目をパチパチさせてます。

可愛いです!


「ん......、ニーナも、なでてもらった」


「ほらね?」


ふふん。

ティーのことじゃないですけど、胸はっちゃいますよ!


「なんかあの人のイメージが崩れてくなぁ」


「そうですか? ティーはやさしいフィーナさん、ってイメージしかないですよ?」


「うーん、でもそうか。

こんな可愛いティシーちゃん相手じゃ、優しくなるに決まってるか」


「へ?」


確かに子供相手にきつくあたる人より優しく、って人の方が断然多いんでしょうけど。


「ティシーちゃんて背中に白い羽とかついてても驚かないくらい可愛さ溢れてるからね」


「ん? それをいうならニーナちゃんです!」


ニーナちゃんは天使の如き可愛さなのです!

ほら、さっきからティーの袖の肘のところをちょこん、と握ってるのなんて可愛すぎるじゃないですか!

また突然名前を出されて目をパチパチさせてますけど、それもまた小動物みたいです!

フィーナさんが頭を撫でたくなる気持ちがよくわかりますよ!


「ティシーちゃんのほうが、てんしだもん!」


はっ! そうでした。

ティーはニーナちゃんの天使に任命されていたのでした。

天使ってどうすればいいんでしょうか?

とりあえず、頬を膨らましてるニーナちゃんに抱きついてもいいですか? いいですよね!

実は何回か我慢してたんですよ?


「ニーナちゃん、ありがとう。だいすきだよ!」


「え、わ、ティ、ティシーちゃん!?」


「ニーナちゃんかわいい!」


「ティシーちゃんのほうがかわいいもん!」


「なにこの可愛らしい二人の世界......?」


はっ!

またやってしまいました。

ニーナちゃんと二人の世界を作ってしまってミリーちゃんをほっぽってしまいました。


「ティシー? いつまで玄関の前で、ってあれ?

お向かいの、えーと?」


「ミリア・ステリシーです」


アリアさんです。

ちょっと部屋の前で騒ぎ過ぎちゃいましたかね?

中まで聞こえてたみたいですし、主に大きな声を出していたのはティー。

は、恥ずかしいことをしてしまいました!


これからは叫ばないようにします。

だってユリ姉様だって、お母様だって、叫んだりしませんもん。

立派な淑女は叫ばないものですよね。


「ステリシーさんね、私アリア・クリンス。よろしくね。

そんなところで立ち話もなんだし、良ければ上がって?

ティシーとニーナちゃんも」


「いえ、買い物を頼まれているので。

ありがとうございます」


え、そうだったんですか?

もしかししなくてもティーが引き留めちゃってましたよね?


「ミリーちゃん、ごめんなさい」


「ああ、ううん、急いでるわけじゃないから大丈夫だよ。

ティシーちゃんもニーナちゃんもまたお話しようね」


「はい! さようなら」


よかったです、ミリーちゃんが急いでなくて。

癒しがほしくなって、ティーに会いたくなったのです。

三ヶ月くらいあいてしまったので今までと同じように書けている気がしないし、色々拙くなっているとは思いますが深雪は癒されました!

ティーとニーナちゃんのコンビは書きやすいし癒されるしで大好きです。


こんなに長い間投稿してなかったのに読んでくれる方がいて嬉しいです!

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