第27話 初授業!です。
「1のB、席つけー。チャイム鳴ってんぞー。」
1時間目に昨日の結果発表をしましたが、2時間目からは通常通り授業をするそうです。
今日の時間割は算数と国語、魔法学理論、魔法学実践の4つです。要は昨日テストした科目ですね。
魔法学理論は言い換えてしまえば魔法陣学です。ティーが一番頑張らなければいけない科目です。
「全員座ったかー? じゃあ自己紹介させてもらう。
俺はトレン・レールだ。算数を教えるぞ。ちゃんと覚えろよー。
お前らの自己紹介はもうやっただろうから飛ばしていいな。
んじゃ、早速授業を始める。」
トレン先生は特に緊張をほぐしたりとかせずに授業に入るようですね。もしくはこのクラスは既にある程度リラックスできているから敢えてそうするのかもしれませんね。
「今日は教科書は無くていいからなー。持ってきてもいないだろうし。」
今日の時間割はさっき初めて聞きましたからね。みんな持ってきていないでしょう。
ティーは精霊さんに聞けば知ることもできましたけどね。でも、ティーだけ教科書を持ってても仕方ありませんもんね。
「とりあえず今日は昨日のテストの問題を教える。全員テスト出せー。」
なるほど、テストは解いたあとの復習が肝心ですもんね。
「今年も1+1ができなかったやつがいたからな。
このクラスにもいたからな? 他人事じゃないぞ。」
「レントだー。3+4とかできてるのに1+1ができてなかったよねー。
しゃしんとるとき1+1はー? ってきかれたら1ー、っていうんでしょ?」
「おい、マリカ! なんでいうんだよ! おれがバカだとおもわれるじゃんか!」
「え、レントはバカでしょ? いーじゃんいーじゃん。」
「よくない! おれはバカやめるんだ!」
◇◆◇◆◇◆
「コーエン・パークといいます。国語の先生です。
皆さん仲良くしてくださいね。」
「「はーい」」
3時間目は国語の授業です。コーエン先生が一人ずつ目を合わせていって、その途中で言いました。
「あなたが今年の満点さん?」
何故かレントくんがティーと間違われました。何故?
「おれじゃねーぞ! ひゃくてんはティシーだ!」
「せんせい、レントがひゃくてんなんてありえないよ。バカだもん。」
「もうバカじゃないんだってば!」
またこの流れですね。相変わらずレントくんの反論は微妙なところです。
「あら、凄く自信満々に見えたから勘違いしちゃいました。
ティシーさんというのは?」
なるほど確かにレントくんはたまに何故か自信に満ち溢れてますよね。
それを満点を取ったことによる自信だと思ったんですね。
ティーのことを探しているみたいなので挙手しましょうり
「はい。ティシェール・コーチャスです。
ながいのでみんなにはティシーってよんでもらってます。」
「ティシェールさんですか。
毎年教科ごとに満点をとる人がいますが、安心しきってその後サボる人もいるんです。
ティシェールさんはそのようなことにはならないでくださいね。
やらなければ、当然ですが、しっかりやっている人に抜かれますからね。」
了解です。
というよりも、ティーにできるのはこれだけなのでサボるなんて恐ろしいことはできないです。
「もちろんです。ティーにはこれしかできませんから。」
「あら、ティシェールさんはこれから成長していくのです。そんな諦めたようなことを言うものではありませんよ。」
そうですよね。コーエン先生の言う通りです。
諦めるほどの努力をしたとは、とてもではありませんが言えません。
「はい、まほうがくのじっせんもがんばります!」
ティーがそう言うと嬉しそうにするコーエン先生はとっても優しい先生ですね。これは頑張っていかなければなりません。
「せんせー! おれもさんすう、これからがんばるんだ!」
「1+1ができてないレントがなにいってんの? バカががんばったって──」
マリカちゃんの何度目かも分からない"バカ"発言にレントくんの元気がみるみる萎んでいきます。
これはさすがにマリカちゃんのやりすぎですね。注意するべきですかね、と思ったところでマリカちゃんの言葉を遮る声が上がりました。
「そんなことはありませんよ。1+1を間違えたのなら何度もやって覚えてしまえばいいのです。
算数だけでなく国語も同じように取り組んでくださいね?」
何処からか有無を言わせぬ雰囲気が漂ってきました。コーエン先生もコス先生同様にプロですね。
お久しぶりです。
ゴールデンウィーク中は課題と格闘するために携帯とさよならしてました。
今回の話は変な終わり方して申し訳ないです...。
読み返すと思うんですが、深雪が書くお話って展開が遅いですね。
多分今後もこんなもんだと思いますが、よろしくお願いします。
深雪は書きたいとこだけ沢山書く人ですから。




