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可笑しな連れ合い

三國首脳会談の前哨戦は、太子同士の痛み分けに終わった。けれども化けの皮が剥がれてしまったと謂う意味合いでは、またも劉禅君の思惑勝ちと成ったのである。


この驚きの展開に、衝撃を受けたのは気の毒な閣下だけでは無かった。傍観せざる逐えなかった孫登もまた驚く。


あの大人しく控え目に過ぎた曹丕殿が、在ろう事か仮面を被っていたなんて、いったい誰が想うだろう…否、想いはしまい。


それを若君のみならず、あの文偉殿まで承知の上で罠にかけた上に、見事暴露に及んだのだから、そりゃあたまげる。


それだけ曹丕殿の演技は完璧で、孫登など本当に哀れだと想っていたのだから、彼は自ずと苦笑いするほか無かった。


『それにしても…』


孫登は、ひとつだけ引っ掛かるものを感じている。本来、若君は仲間に罠を仕掛ける事は無い。


ところが今回は、あっさりと張嶷を出汁(だし)に使い、曹丕殿と心中させたような後味の悪さを残した。


ひょっとしたら、相手が狸である以上は、皮を斬らせ骨を断つくらいの覚悟が必要だったのかも知れない。


『或いは…』


孫登は苦笑した。


これは想いつきに他ならないが、悪戯っ子の瞳が(きら)めく時の若君には、そもそも妥協など無いのかも知れないと気づいたのである。


『別人格かも知れないな…私も気をつけよう…』


彼がそう想うのも無理からぬ事であった。




ところが当の若君は、そうは想っていなかった。そもそもこれは禅問答なのである。


張嶷が見事に百点満点を叩き出し、若君をあっと言せる程の解答を差し示せば、費禕の出番は不要だったのだ。


けれども彼は最後の最後で躊躇(ためら)いを見せて、はっきりと口に出さなかった。それは若君も張嶷の思考回路をなぞっていたから、すぐに承知して待っていたのである。


でも彼は踏み切れなかった。要は後一歩で完璧な回答を弾き出せたところを自ら放棄した事になる。


『悪くなかった…でも上々だ!当初の目的は果たせたのだから、十分合格点だろう♪満点を叩き出せなかったのは残念だが、その点は学習能力の高い伯岐だ!次に生かすだろう♪それにしても、さすがは先生だ!どうやら読まれていたみたいだね?』


北斗ちゃんは冷や汗混じりに文偉を見つめた。


当の費禕は涼しげに微笑むのみで、然して反応を見せなかった。一方の張嶷は体よく利用されたものの、そもそも若君の期待に応えられなかった自分が悪いと割切っている。


配下が主君の駒となるのは当たり前だと認識しているから、恥を掻いたとも思っていなかった。まぁそれでも感情が高振るのは、若君の真の意図を見抜けなかった己に対してである。


それに狐と狸の化かし合いに巻き込まれた、謂わばこれは貰い事故だ。片方だけなら避けられたかも知れないが、大物級が同時にぶつかって来れば避けられまい。


『これは今後の糧に成ろう…』


彼は既に切り換えていた。


大自然の中で、動物を相手に駆け引きに興じて来た張嶷にとっては、この切り換えが大事だった。感情的なままで居たら、己の命で(あがな)う事に成りかねない。


切り換え、冷静を保つ事。その繰り返しが、今の彼を(はぐく)んだのである。いつまでも引き摺る張嶷では無い。


「それでは臣は彼らを伴い、予定通り案内を務めると致しましょう♪」


彼は拝命した旨だけ伝えた。その表情は何事も無かったかの様に微笑む。


「うん♪宜しく頼むね!」


若君も唯そう告げたのみであった。


曹丕を伴い、楽進・張遼と合流した張嶷が出発しようとしたその時、それを遮るように足止めする者がいた。


「ちょっと待った!その一行にこの私も加えてはくれまいか?」


その声がすぐに陸遜のものだと気づいた孫登は咄嗟に振り向く。するとその隣で(たたず)む呂蒙がニッコリと微笑み、目配せしたので、孫登は思い止まる。


何か考えがあるのだと想ったのだ。そしてその瞬間に、劉禅君が可否を求めるようにこちらにチラリと視線を送って来たので、彼は呂蒙を信じてコクリと頷き返す。


それを見て取った若君もすぐに応じた。張嶷も判断を待っている。


「宜しいでしょう♪そう謂えば伯言殿も荊州は初めてでしたね?」


北斗ちゃんはそれだけ言うと張嶷に許可した。


「左様♪太子様や子明に、散々ぱら噂を聞いていますのでね?助かります♪」


陸遜は喜びを顕わにして、一行に加わる。それを見ていた孫権は、然も羨ましそうに眺めるが、立場上はそうも行くまいと諦め、度量を見せた。


こうして一行は、三國の首脳を高台に残したまま、展望台を後にする。そこに意図があるのか無いのかは、知る人ぞ知る事で在ろう。




展望台を降りて、湾岸に辿り着くと、昨日乗船させて貰った大型船が何隻も停泊している。その中のひとつを指して、曹丕が叫んだ。


「わぁ~やっぱり迫力が違いますね♪おそらくアレは昨日の船だなぁ…」


「そうですかい?おいらには皆同じに見えますがね♪」


楽進がそう応じると張遼もコクリと頷き、同意を示した。


「そらぁ、観察力の問題だなぁ…昨日のは船首に大砲を備えているが、他のはそれが無い!その替わり、横っ腹に四つも窓があるね?」


曹丕が指を突き出すので、楽進も張遼も反射的に見つめるが、そんなものは見当たらなかった。


「えっ?そうですかい…何にもありませんぜ!なぁ、お前もそう思うだろ?」


楽進は黒塗りの船のドテッ腹を眺めながら、張遼に同意を求めた。


「あぁ…私にもそう見えますが?」


張遼が太子にそう告げると、曹丕は含み笑う。


「あら?そぅ…まぁ、いいや♪そういう事にしておこうか!ねっ、伯岐殿♪」


否定もせず、涼しい顔を決め込む曹丕を観察していた張嶷は、またまた度肝を抜かれた。底が見えぬ人だと思ったのである。


確かに船の横っ腹を黒塗りにしているのには訳があり、三番手の提督として軍船の指揮権を有する者には秘匿された密事があった。


あの窓と謂われたものこそ、砲門を日頃収納する入口である。曹丕は片側の視覚で見れる範囲から、四つの窓と表現したが、実際に砲を収める窓は左右四つずつあるから、計八つという事に成る。


船は海洋上では波があるから真っすぐに進むだけでも困難を極める。船首に砲を備えても正確に飛ぶとは限らない。


そして自由に回り込む事が出来るのも船の特徴のひとつだ。その場合、回り込みながら相手と並走して撃つには砲門は横に置くのが合理的なのである。


そう並べ立てると如何にも勇しく聞こえるが、実情は芳しくは無い。本来、外洋に出る交易船には、海賊対策として相手を威嚇したり排除するための備えが求められた。


そのために備えとして砲門の窓が造られてはいるが、西夏国の海洋交易船とは違い、荊州の大型商船にはまだ大砲は設置されてはいない。将来の準備として造られた窓も見せかけで、開けても砲が突き出して来る訳では無かった。


但し、その代わりとして、水の環流システムを利用した放水は出来た。あの噴水の原理である。


周りはどこまでも続く海だから、理論上は玉切れする心配も無い。相手を威嚇し、寄せつけないだけなら、むしろそれだけで十分だというのが現時点での若君の判断だった。


彼らはそれを水雷砲と命名した。だから、現在はあの砲門が開く時、水柱が踊り出るという仕組みになっている。


それでもあの飾り窓に気づき、意味深な言葉を投げ掛けてくるこの曹丕という太子は悔れない。配下の言葉を敢えて否定もせずに、惚けてしまう辺りは人筋縄では行かぬ御仁だ。


『どうりで…』


張嶷はそう想った。


狐と狸の化し合いだと彼自身が想ったのも、無理からぬ事だとこの時ようやく腹に落ちたのである。その当の御本人は、相変わらず涼しい顔をしていた。




張嶷の手配で到着した馬車に乗り、一行はそのまま都市の中心部に繰り出す事にした。見学ツアーとはいえ、道中既に穀倉地帯は目の当たりにしているだろうから、見せるとしたらやはり繁華街という事になる。


生き生きとした人々の日常風景を自ずと感じる事の出来る場所であり、扱われている品物や出店している食事を通して、荊州の発展をより身近に感じて貰えると想ったのだ。


それに昼時だから、皆もお腹を減らしている筈だろう。まずは腹ごしらえと、張嶷がそう判断したのは正解だった。


「こりゃあ、好い♪見立て通りの結果じゃないか?私の言う通りにして良かったろう♪」


曹丕は堂々とそんな事を口走る。


「そうですな♪伯岐殿が案内に付くだろう事まで言い当てるとは、さすがは太子!見込み通りで♪」


「ハハハッ♪確かにそうです!こりゃあ、驚きましたな♪」


楽進が口火を切ると張遼もそう応じた。


「へっ?そりゃあ、いったいどういう事です??」


突然、三人が在らぬ事を口走ったので張嶷はたまげる。相も変わらず、曹丕殿は涼しい顔で(たたず)むのみだ。これには陸遜も驚いた様で、顔には警戒心が窺える。


するとおもむろに太子は一言だけ述べた。


「どうやら、伯言殿はもう判ったらしい…文遠!伯岐殿に説明して差し上げろ♪」


それを聞いた楽進は残念そうな顔をしたが、張遼に譲り、控える。張嶷と友宜のある自分を避けたのは、曹丕様なりの配慮だと直感したからだ。


その張遼も、誠に気の毒そうに種を明かす。不承不承という(てい)であった。


「伯岐殿!君には気の毒したが、これは予め太子様が計画された事だ。道中の人力車で、我々三人は同じ車両だった。その時に太子様がお考えになった悪巧みだ!太子様は気の毒な人でな、大王からは頼りにされておらず、仲達からは締めつけられている。ぶっちゃけ暴露するなら、太子様は時たま、我々と狩りに興じる事で憂さを晴らし、親密になったのだ!どうせ我ら武官には、この先の世は決められぬ。会談には不要な人材だった。だから抜け出し、街中に出る算段だったのだ。会談に臨むに当たり、必ず悩まれるというのが太子様が見た大王の見立てだ。だから楽進が引き止め、この私が止める手筈だった。劉禅君は慈愛に満ちた御方のようだから、太子様を憂いて手を差し伸べるだろう事も、端から折り込み済だったのだ♪」


張遼は皆までは言わなかったが、それで張嶷には状況が飲み込めた。そして若君が、どうして事前に相談もせずに、直前になっていきなり禅問答を仕掛けるような事をしたのか、ようやく理解したのである。




『成る程…これはある種の意趣返しか!若君にしては珍しいが、余程、ご立腹に成られたのだろうな!裏の裏のそのまた裏があった訳か?となると…しめしめ!これは面白いものが見られそうだ…』


張嶷はほくそ笑む。


曹丕殿主従は、すっかり若君を出し抜いたと思い込んで、自分を憐れんでいるようだが、それはお門違いというものだ。


若君は頭脳明晰な曹丕殿が、今度の会談の重みを履き違えている事に気づき、会談から排除すると同時に、平和というものが如何に素晴らしいものかを肌身に感じて欲しかったのだろう。


だから自分にも試練を一時、与えたのだ。どうせ種は明かされる。その時に張嶷が憂さを晴らせるだろう事も、おそらく計算していたに違いない。


『全く!いったいどういう頭の構造をされているのだろう…これは断言しても良いが、この曹丕殿は勿論の事、あの孫登様でさえ、若には手も足も出まい♡いずれ彼らは若君の真の恐ろしさをその身に刻む事に成ろうな♪しかし人とは判らぬものだ…この曹丕殿がこれ程の悪ガキだったとは!人を観る目も若君には敵わん♪」


ほくそ笑み…それは最後に彼自身の苦笑いとなって張嶷に返って来る。そこで彼はここで伏線を張っておく事にした。


「果たしてそうでしょうか?確かに僕は貴方たちに上手く乗せられたようです!でも劉禅君を侮るなかれ …あの方を出し抜く事なんて、百年早いと想いますよ♪いずれそれが貴方たちにもお判りになる事でしょう!」


張嶷が話を聞いて、きっと動揺すると想い込んでいた連中は、当然の事ながら、これを負け惜しみと受け取る。特に当事者である曹丕はそう見ていた。


「そらぁ、面白い♪いったいどう証明するのか判らんが、仮に君の言う事が証明された暁には、この儂が若君に頭を下げて、義弟に成ると約束しよう!ここに居る者が証人だ♪」


勝ち誇ったようにそう宣う曹丕に、楽進と張遼は少々不安を感じている。彼らは太子様とも懇意だが、目の前に居る張嶷とも懇意だった。


その張嶷は、今度は確かに翻弄されたように見えるが、けして出来もせぬ事は言わない男だ。それが証拠に、満点を取れた禅問答にも、用心して答えるのを控えた。


『掻くは一時の恥、いずれ晴らす…』


それが張嶷の信念(モットー)である。


大自然を相手に過ごして来た彼は、危険を察知した時には、とっとと逃げると断言した。命は拾ってなんぼであり、つまらない意地は、却って生存率そのものを下げる。


命を拾う事が出来れば、幾らでも再起は計れるものであり、いずれその汚名を晴らす機会も訪れる。


『だから命を拾えば僕の勝ちさ♪』


彼は二人の前で堂々と持論を展開した。


それが二人の不安となって表れた。そういう事に成るだろう。




頭でっかち…それは時に慢心を生む。あの若君でさえ、時として陥る程、賢者にとっては厄介な代物である。


人である以上、それは避けられない。何故ならそれは、人が感情を持つ生き物だからだ。


けれども幸いな事には、若君の周りにはそれを絶えず戒め、諭してくれる仲間が居た。教育係の潘濬を筆頭に、それは何人にも及んでいる。


師兄の費禕を始め、最近はあの田穂でさえ、諫言に及ぶ。それは彼らにとって、それだけ若君の存在が大切であり、失っては成らないものだからだ。


裏を返せば、それだけ若君が日頃皆に目を行き届かせて、心を運んでいる証拠である。そしてその若君も、仲間の言葉にはちゃんと耳を貸した。


だからこそ、ここまで好い関係を築いて来れたし、皆、若君のためならと邁進して来れたのである。その結果として果たされたのが、今の荊州の発展というところに落ち着く。


他人がそれを感じ取る時に、何故こんなにも早く到達出来たのかと、不思議に想う事だろう。それは全て君臣の信頼関係ゆえなのだ。


そしてそれが本当に理解出来るのも、彼ら自身だけなのだと謂える。




それに引き換え、曹丕の周りには、今までそういう人が居なかった。否…父親との確執から、その身を守るために、誰にも信を置けなかったのかも知れない。


確かに気の毒な身の上ではあるが、曹丕にはそれ程の見識が無かったという見方も出来るのだ。その結果、命を拾うために助けを求めたのが司馬懿なのである。


司馬懿は、父・曹操からも乞われる程の逸材であり、曹丕と同様に大王を苦手としていた。嫌がらせを受けながら、実に二度も出仕を拒んでいる。


そんな噂を耳にして、(じか)に会った司馬懿とは、確かに才気溢れんばかりの凄腕だった。だから素直に助けを求めた。


司馬懿にはそれでも何度も断わられたが、終いには曹丕の真心が彼に通じたと想ったものである。でも今想えば、それは違ったようだ。


確かに司馬懿は優秀で、曹丕の助けとなったが、よくよく考えてみれば(いず)れ自分は王位に着く。先行投資は誰でもするものだし、それ自体をとやかく言う気はサラサラ無い。


けれども彼との付き合いは、常に謂わば師弟関係にあり、絶えず締めつけられて来た。何事も彼の言う事に従うほか無かった。


持ちつ持たれつの関係であれば、(いず)れ司馬懿に政治を任せる事も出来るが、曹丕にはこのところ不安が付き(まと)っている。彼にはそれ以上の野望があるのでは無いかと、その都度その想いに(さいな)まれて来たのだ。


だから父の信頼を置くこの二人に、敢えて接近し、庇護を求めたのである。それでも司馬懿の圧力は未だ付き纏い、不安を拭えない。


彼は今まで自分を偽り、周りを偽り、父親すら偽って来たのだ。けれどもそれも今回、あの劉禅君に看破され、危うくなった。


それでも元々、自身の能力には自信のある彼は、肉を斬らせて骨を断った気でいる。そしてそれを質す者のいない彼には、劉禅君の真の狙いは未だ見えず、否…見えていない事すら気づいてはいない。


それが彼自身を慢心にし、彼を本当に助けてやろうと想う二人の真心にも、気づけないでいた。




楽進と張遼がこれ以上、状況が不味くなるのを阻止しようと太子へ諫言に及ぼうとしたその刹那に、すんでの所で陸遜に先を越されてしまう。彼はじっくりとその場の状況を眺めていて、ようやく呂蒙が自分をここへ導いた意味を悟る。


「おい!伯言…お前一緒に行ってこい♪行けば判る!」


そう耳許で(ささや)く呂蒙の言葉が、彼の脳裏に今も残っていた。要は第三者として、結果を見極めよという事である。


三國は三すくみ状態が続いていたからこそ、今までそれを保つ事が出来たのだ。三國首脳が集まる中で、万が一にも出し抜かれでもしたら大変な事になる。


おそらくは呂蒙もここまで読んでの事では無かったのだろうが、魏と蜀の者だけになる場を作りたくは無かったのだろう。それが当たったのである。


偶然にも陸遜は、その場に居る事が出来たからこそ、証人と成る事が出来た。それゆえに、太子の配下の助言を阻止し、割って入ったのである。


彼は見事に太子の言葉尻を捉え、逃がさない。


「確かに太子様の仰る通りです♪愉快な賭けですな!私もひとつ乗りたいところですが、ここはひとつ自重しましょう♪その代わり、証人は引き受けました!」


彼はケロッとしてそう言った。


こう言われては言葉も無い。二人も唖然とする他なく、心配そうに太子様を見つめている。


その隙に、陸遜は張嶷に目配せしてみせた。彼は鑑みるに、張嶷の主張に分があると見たのだろう。


或いは、若君の数々の奇跡を見聞きした結果かも知れない。張嶷には、どちらでも良かったのだ。


唯々こちら側の証人が出来た事に満足していた。そして原因となった太子の曹丕殿は、二人の心配も余所に、今もまだ自信満々で、「それは重畳(ちょうじょう)♪」と言って、笑みを浮かべた。

【次回】腹の虫は食事で収まる

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