3話
普段通り朝食を取り学校に向かう。
「よっ!瑛太今日は早いじゃん!」
「明日は雨が降るな」
「たまたま早く来れただけ」
いつも学校に来るのがギリギリな俺は学校に早く来るだけで茶化される。
「わり、来て早々なんだけどさ、勉強教えてくんね」
「全然ええよー」
「嘘教えるわ」
「それはやめろ」
俺はバックに詰めてあった数学のワークを手に取り教えてもらいたい問題を指差した
「なんとなくここでそう」
「あーそこね、これはこうして─」
そうして友人に勉強を15分ほど教えてもらいテストに臨んだ。
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(教えてもらった所でてる!)
俺は友人に勉強を教えてもらった事を感謝しながらテストを解いていく。
しかし、教えてもらったといえどそれ以外はノー勉なので応用部分などは全くわからなかった。
さらに、教えてもらったのは数学のみだったので他の教科は全くと言っていいほどわからなかった。
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58点
俺の数学の点数だった。前日家に帰るとタイムマシンと思われるものと『数学で100点を取れ』と書かれていた紙一枚が置いてあったのが不気味だったが久々の高得点(数学だけだっが)でとても気分が良かった。
部屋を開けてタイムマシンを見る。
その時本能的にタイムマシンに乗らなくてはと言う意思が芽生えた。
(なんで、なんでこれに乗らなくてはいけないんだ)
不気味なものだったが不思議なことに嫌悪感は抱かなかった。むしろ、使命感の方が俺の心の中は強かった。
(あ─)
気づいたら頃にはタイムマシンのタッチパネルに手を伸ばしていた。
(乗らないと)
まるで別の自分に動かされてるようだった
訳もわからないまま搭乗口に入り俺はそっと目を閉じた。
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その時から俺はずっと同じ事を繰り返していた。
朝食をとり学校に行く、友人と勉強をし、テストをする。タイムマシンが家に置いてあり不思議がる、テストの点数が悪く留年が決まりタイムリープする。
60点
64点
70点
勉強をしていないのにテストの点数がだんだん上がってくる事が疑問だったが、途中から頭良くなる人もこの世の中にはいるのでその類だと俺は思っていた。
そして、75点のテストが返されホームルームが終わり俺が帰ろうとしていた時、
「おーい!今日ちょっとデパートよってかね!」
「ラーメン食べようぜ」
久しぶりの友人からの誘い、普段、俺の家が遠い事に気を使って誘われていなかったが今日はテストの点数が良かった俺は遊びに行くとにした
「まかせろ!ラーメン3杯くうぞ!」
「それは食い過ぎ」
ツッコまれながらも俺達はデパートに向かって足を運んだ。
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「このラーメンうまいな!」
「ガチで3杯いけそう」
「僕替え玉5個目」
「え?」
隣で爆食いする友人に驚かされながらテストの事について話す。
「瑛太お前すげえな、教えた所全部テスト出たやん」
「本当はカンニングしたんでしょ」
「してねえよ、でも、なんとなくこの問題が出そうとかわかるんだよね」
「えぐ!お前!」
そして友人が俺のこの後の出来事を変える一言を放った
「なんかさーお前勉強してないのに点数高いじゃん、実は瑛太だけタイムリープしてるとか?」




