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第14章 子宝祈願の弓矢祭 ~射的の的になって「美熟女ゲット」~

パレードが神社の境内まで到着し、

最後の太鼓の音が響き渡って静かになった。


子どもたちは山車から降りて集まって、

参加者全員で

「お疲れ様でした!」と声を揃えて言う(叫ぶ?)と、周りから拍手が起こる。

奉納パレードはそうして終わった。


「お姉ちゃんたちに引っ張ってもらえて楽しかった!」

「太鼓叩くの、もっと上手になりたい!」

ヤマトとムサシは汗だくで、ハッピの袖をまくりながら笑顔で話している。

6年生のお姉ちゃんたちはそんな二人を凝視しながら、

「よく頑張ったね!」

と握手を交わして、双子を褒めちぎっていた。


俺は少し離れたところからその様子を見守っていた。

子どもたちがこんなに楽しそうにしている姿を見ると、胸が熱くなった。


(母親を知らないまま育ったのに、村のみんなにこんなに愛されて……)


セキュ女の恵子さんと遥さんが、子どもたちに近づいて6年生の女の子たちとの間に入って、

安全のために一定の距離を開ける。

(そっか、男性保護の観点では距離は必要なのだな)

奉納パレードに夢中でその常識を忘れていた。


「ヤマトくん、ムサシくん、お疲れ様でした」と、遥さんが言うと

「お父さんは今からやる別の用事がありますよ。私たちと一緒に休憩しに行きましょう」

と恵子さんが優しく声をかけた。


「えー、パパと一緒にいたい!」

とムサシは少し不満げに俺を見上げたが、


「パパは大事なお仕事があるのよ。あとでまた会えるからね」

と恵子さんは穏やかに微笑み、ムサシの頭を撫でた。

「わかった……シュータくんたちとお話してるね。」

とヤマトは素直に頷き、二人は子どもたちの休憩所の方へ行った。

俺は少し寂しさを覚えながらも、

「よろしくお願いします」と恵子さんに頭を下げた。


隆史さんが俺の肩を軽く叩いて、

「さあ、行きましょうか。男衆は神楽殿で宴会ですよ。」と言った。

「はい……行きましょう。」

と答えて、俺は隆史さんと一緒に神楽殿へ向かった。


境内は提灯の灯りがゆらゆらと揺れ、女性たちの宴会がすでに始まっていた。

彼女たちは神楽殿の男性たちを見ながら、お酒を飲んだり料理を食べたりしている。

隆史さんが歩きながら、静かに説明を始めた。

「これからやるのが『子宝祈願の弓矢祭』です。

祭りのメインイベントですよ」


俺は「弓矢祭……?」と聞き返した。


隆史さんは少し興奮気味に、情熱的に語り始めた。

「ええ。この村の伝統で、男児出生と子孫繁栄を祈る儀式です。

神楽殿に男性たちが乗せられて、料理とお酒が振舞われます。

女性たちは神楽殿の男性たちを見ながら宴会をして、

日が暮れた頃に年齢順で射的を始めるんです。

的は16歳以上50歳未満の男性の名前が裏に貼られた人形。

倒した人がその男性との『2人きりタイム』を得る……

という仕組みですよ」


彼はさらに続け、

「神楽殿の造りも素晴らしいんです。

飛鳥時代の様式を踏襲していて、

柱の彫刻や屋根の曲線が……

あ、すみません、専門なのでつい熱が入ってしまいました。

弓矢祭の間は自由に中を歩くことができるので楽しみで楽しみで」

と照れくさそうに笑った。


俺は「いえいえ、面白いです」と返しながら、

(隆史さん、本当に絵画や伝統が好きなんだな……)

と思った。


神楽殿に上がると、村の男性たちが約50人ほど座っていた。

みんなハッピ+褌姿で、料理とお酒が振舞われている。

初めて会う男性たちに囲まれ、俺は少し緊張した。


一人の男性が立ち上がって、

「タケルさんだ!ようこそ!」

と声をかけてくれた。

すると他の男性たちも

「双子くんたちのパパだね。

村に新しい男が来てくれて、みんな喜んでるよ」

「腰痛体操教室もありがとうな。

女性たちが元気になってる」と大歓迎してくれた。


俺は少し照れながら、

「ありがとうございます。

今日はよろしくお願いします」と頭を下げた。


1人の男性が

「今日は妻が来ていないんだって?大丈夫かい?

こんな日に守ってくれる女性がいないなんて大変だな……」

と同情の目を向けてくる人もいれば、

「でも、大人気の腰痛体操の先生だから、女性たちが放っておかないだろう。

今日で新しい『夏の方』が誕生するかもしれないね!」

と笑いながら肩を叩いてくる。


俺は「割り切りで生きてますから」

と返したが、

(この世界でも、オッサンは下ネタを言うんだな)と思った


2人は空いてる席を見つけて座った、

テーブルに置かれている料理は質素ではあるがおいしそうなものが多い。

ただちょっと即座に片寄りがあるような気がした。


隆史さんが隣で座りながら、静かに説明を続けた。

「料理とお酒は精力効果が高いものが出されるんです。

当たった女性を満足させられないと困るからね……

昔からそういう配慮があるんですよ」


俺は「精力効果……?」

と首を傾げたが、

隆史さんは「まあ、伝統ですから」とだけ言って、詳しくは話さなかった。


俺は村の男衆に勧められるままに料理をたらふく食べ、お酒を杯を重ねた。

「なんかこの酒めっちゃうまい!」

と俺が言うとついでくれた男性は大笑いをした。

「タケルさんは、豪快な男性やなあ!」

「こんな男の人が来てくれてホンマに良かったわ!」

村の男衆は、誰も笑顔でそう言ってくれた。


(でもなんかムラムラするなあ!!)

と無自覚に感じていた。


女性たちは神楽殿の外で宴会を始め、

俺たち男性を見ながらお酒を飲んだり料理を食べたりしている。


今日はいつも以上に女性からの視線を感じる。

未亡人であることがバレてしまっていてその情報が広がっているようだ。

もとの世界ではたいしたことがないのだが、

こちらの世界では適齢期の男性が独身というのは、 1つのステータスのようだ。


日が完全に暮れて、境内が提灯の灯りで赤く染まった頃、

「子宝祈願の弓矢祭」が本格的にスタートした。


祭りの担当の人は声をかけると、

女性たちは一糸乱れぬ動きでテキパキと並んだ。

「みんなちゃんと並びなさい!」

「列からはみ出たものは、参加資格なしよ!」

と声をかけ合いながら女性たちは並んでいく。

ある程度酒が進んでいるだろうが、まるで団体芸を見ているようだ。


年齢順に射的が始まり、まずは若い女性たちのターン。

彼女たちは緊張した顔で矢を構え、

「えいっ!」

「当たれー!」

と声を上げて投げるが、

ほとんどが的に届かず、

矢が地面に転がっていく。


神楽殿の男性たちは、

「当たったら大変だな……」

と他人事のように苦笑い。

そんななかでも、隣に座った若い20代後半ぐらいの男性は、緊張した面待ちで

「俺の人形、当たらないでくれ……」と小声で祈っている。

それを見て初老のふくよかな体型のじいさんが、

「ははは、若い頃はみんなそうだったよ」と大笑いしている。

隆史さんも

「横になって寝ていれば、女性がうまくやってくれますよ。」なんて言って笑っている


俺からすれば、楽しいイベントのような気がしているが

この世界の男性たちは本当に女性に対して興味が薄いのだなあと感じた。

「当たったら大変だな……」

とあわせて隆史さんと一緒に呟いていた。


でも、酒が進むにつれて、俺の体がどんどん熱くなってきた。

用意されている料理も美味しくて、つい手が伸びる。

(……なんかこの酒、めっちゃうまい!料理もめっちゃおいしい!

体が熱くて、ムラムラするなあ……)


周りを見渡すと、男衆たちはあまり変化がないようだ。

若い男たちは多少ほんのり頬が赤く染まっている程度かもしれない。

(……ちょっと飲みすぎているか?でもこれはうまいからやめられないな)


若い女性たちのターンが終わって、

30代以上の熟女たちのターンになると、

()()()()()()()()()


彼女たちは浴衣の袖をまくり、腰を振って矢を投げる。

魅力的な太ももがあらわになる。

今投げようとしている人など、けしからん太ももをしている。


必死になりすぎて、帯が緩み、胸元が少し開いてしまう女性もいる。

こちらの世界の女性は、浴衣の下に何も着ていないので

大変ご立派な胸がアラワになってしまっている。


ある女性は的を狙うあまり、浴衣の裾がめくれ上がって、

みえてはいけないところまで丸見えになっているのに気づいていない。

周りの女性たちが「ちょっと、裾!」と注意するが、

「え?あ、大丈夫よ!どうせ見る人なんていないわ!」

と慌てて直すものの、次の矢を投げるのに夢中でまた緩む。


さらに、線からはみ出して矢を投げてしまう女性もいて、

神社の神主から

「線からはみ出すのではないよ!」

と厳しく注意されているが

「すみません!」

と頭を下げながらも、

「でも人形、当てたい……」

と叫んで、また投げ始める。

会場は笑いと興奮で混沌としていた。


隆史さんは隣で、

「若い頃は俺もあんな感じで緊張してたな……」

と懐かしそうに笑い、

他の男性たちも

「若い衆は当たったら大変だ……女たちも今日ばかりは必死だな。」と笑っている。


でも俺だけは、

(……この熟女たち、必死すぎる……

胸元開いてるし、裾めくれてるし……

あたれ、あたれ!

俺の人形に当たってくれ!)

と心の中で叫んでいた。


隆史さんがそんな興奮している俺の様子を見て、

「タケルさん、なんか楽しそうだな……?」

と不思議そうに言った。

俺はとっさに

「いや、そんなことないですよ!」と誤魔化した。


俺だけが

(当たれ!当たれ!この熟女に当たってくれ!)

と内心で興奮していた。

この心理の違いが、なんだか自分で自分がおかしくなってきた。


射的は進み、数人の男性が的当てされて神楽殿を降りていく。

当てられた男性たちは割り切った表情だ。

「これからが大変だな……」と苦笑いしながら去っていく。


射的は終盤に差し掛かり、

会場は酒の匂いと女性たちの笑い声で混沌としていた。


年齢順に射的が進み、並んでいる女性も少なくなり

40代の女性たちのターンになった。


俺のボルテージは最高潮に達した!

(当たれ!当たれ!この熟女に当たってくれ!)

と内心で興奮していた。

そして、40代半ば歳くらいの女性が的台に立った。

彼女は髪を上げてうなじが綺麗で、涙の通り道に泣きぼくろがある。

見た目は苦労がにじみ出ていて、50歳近くに見える。


(……前の世界で言うスナックのママみたいな人だな……)

俺は一瞬で惹かれた。

どうやら娘と一緒に参加していて、

娘はまだ2回目の参加らしく、

恥ずかしそうにドキドキしながら矢を構えている。


娘が「えいっ!」と投げた矢は外れ、地面に転がった。

母親の彼女は娘に優しく笑いかけ、

「こういう風にやるのよ」と気楽に矢を投げた。


矢は弧を描いて、俺の人形に当たった。

「コテン」

人形が倒れる音が響き、会場が一瞬静まり返った。


「え……当たっちゃった……ごめんね。」

と彼女は少し驚いた顔。

村の女性たちはうらやまし顔に彼女を見る。

俺は内心ガッツポーズを決めた。


彼女はゆっくり神楽殿に上がってきて、

俺の前に立った。

胸が大きく、

年齢を重ねて重力に負け始めているのが、浴衣越しにわかる。

俺はそれを見て、

(……この胸……超熟ボディ。大好きだ……)

と一瞬で心を掴まれた。


彼女は少し照れくさそうに、

「娘の方が良かったよね。

ごめんね、おばちゃんで」と言った。


その言葉が、

俺の熟女好きにドストライクだった。

俺は顔を赤らめながら、

「そんなことないです……すごく……嬉しいです」と答えた。


彼女は微笑んで、

「2人きりでお話しましょう♡」

と手を差し伸べてくれた手を俺は力強く握った。


彼女の名前は「淳子」というらしい。

淳子さんは俺の手を取って、境内から少し離れた神社の裏手へ連れて行った。


そこは「授かり場所」と呼ばれる特設スペースだった。

神楽殿の裏に建てられた簡易的な建物で外観は古風な社殿だが、

中に入ると意外にきれいだった。

畳敷きの部屋にふかふかの布団が敷かれ、柔らかな灯りが灯り、

まるでホテルのスイートルームのような落ち着きがある。


壁には小さな神棚があって、

「子どもを授かるための神頼み」の意味が込められているらしい。

でも、本当の目的は遺伝子提供。

村の男性たちがここで女性たちと「春」を交わすための場所だ。


淳子さんは部屋の中央で立ち止まり、少し照れくさそうに笑った。

「久しぶりで慣れてなくてごめんね……」彼女の声が少し震えていた。


娘と一緒に射的に参加していた時は堂々としていたのに、

2人きりになると、急に不慣れなところが目立った。

浴衣の帯を緩めようとして指が滑ったり、視線を逸らしたり。

俺はそれを見て、

胸がざわついた。

(……久しぶりか……

それなのに、俺を狙ってくれたんだよなあ)


俺はゆっくり近づいて、ハッピを脱いだ。

タンクトップ越しに胸板と腹筋が浮き出る。

淳子さんははっと息を飲んで、じっくりと俺の体を見た。


御中(お腹)の割れ目、

雄っぱいの厚み……

彼女の目が潤んでいく。


俺は彼女の手を取って、

自分の胸に導いた。

「直接触ってみてはいかがですか?」


淳子さんは指先を震わせながら、俺の胸に触れた。

固く引き締まった筋肉に彼女の指が優しく沈む。


「こんなに……立派で……」と小さな声で呟く。

俺は彼女を抱き寄せた。

浴衣越しに伝わる体温、

重力に負け始めている大きな胸の柔らかさ。

俺の好みにドンピシャだった。


「おばさんでごめんなさいね……」


彼女の声が小さく震えた。

俺は彼女の耳元で、

「私はあなたがよかったんです」と囁いた。


その言葉が、淳子さんの心を溶かしたようだった。

彼女は俺の首に腕を回し、彼女と俺の頬が触れ合う。

『涙の通り道の泣きぼくろ』が俺の頰に触れる。

(泣きぼくろは、不幸な女の象徴だっけ?)

そんな歌があったなと思いながら、

俺は彼女の浴衣をゆっくり解き、布団に押し倒した。


正直なところお酒の効果で体が熱く、理性の限界が突破していた。

淳子さんは不慣れながらも俺を受け入れようと必死だった。

その一生懸命さが、俺の胸を締めつけた。


俺は彼女を何度も何度も愛した。

一度、二度、三度……

彼女の体が震え、

声が漏れるたびに、

俺はさらに深く沈んでいった。


淳子さんは「タケルさん……」

と俺の名前を呼びながら、涙を流していた。

苦労の跡がにじむ体が、俺の腕の中で柔らかく溶けていく。


夜が深まり、境内から花火の音が聞こえてきた。

俺たちは布団の中で互いの体温を感じながら、

静かに息を整えた。


淳子さんは俺の胸に顔を埋めて、

「ありがとう……タケルさん」

と小さな声で言った。


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