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新選組トリップ奇譚  作者: 柊 唯
第十一章〜西国の豪傑〜

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今週2話投稿です!次の話も是非、お願いします!

「新政府の偉い方とお話…ですか」


 山南はかなたの言葉をなぞるように呟くと、腕を組んだ。


「はい…やはり、無茶でしょうか?」


 かなたが様子を窺うと、山南はふっと微笑む。


「いえ、そんなことはないと思いますよ」


「…え?」


 思いがけない答えに、かなたはきょとんと目を瞬かせた。

 その隣では、近藤もうんうんと頷いている。


「俺も賛成だな。どちらにしろ、話し合いの場は必要になるだろう? だったら、先手を打つのは悪くない」


「じゃあ早速、書状でも書くか」


 土方が筆を手に取ったところで、かなたは慌てて手を挙げた。


「ま、待ってください! 本当に良いんですか?」


 提案したのは自分だが、あまりにも話がとんとん拍子に進むものだから、思わず動揺してしまう。

 そんなかなたの様子に、山南はくすりと笑った。


「かなたさん、勘違いしているようですが、我々はあなたが未来人だからといって、話を聞いているわけではありませんよ」


「そうだぞ。お前のことを信じてるから、そうしてるだけだ」


「中村くんが我々を信じてくれているように、私たちも君に大きな信頼を寄せているのだよ」


 山南に続き、土方、近藤もそれぞれに笑みを向ける。


「皆さん……」


 三人の言葉に、かなたはぐっと拳を握った。


「分かりました! では早速、書状を書いて送りましょうか!」


「おう!」


 そう意気込み、再び筆を持ち直したところで、土方が手を止めてこちらを振り向く。


「で、誰宛に書くんだ?」


 その一言に、かなたはにっこりと笑ったまま固まった。


「えっと…」


「そこは考えてなかったのかよ…」


 呆れる土方の前で、かなたは「うーん」と頭を悩ませながら、新政府側の人物の名をひとしきり思い浮かべるのだった。

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