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おまけの楽屋裏ウサギ


(* ̄∇ ̄)ノ あとがきオマケ。雰囲気ぶっこわしになるかもで、目を通さなくとも良いです。



 ララティこと、ルナバニーのラッカラックランティは、蜘蛛の意吐、の中から産まれました、


( ̄▽ ̄;) 深都のお姉さま会話回、この中で語尾にぴょんをつけて話したお姉さま、これがララティです。

 お姉さま会話回のガヤの一人で、本編には名前も姿も出てこない、セリフがひとつだけでした。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


(* ̄∇ ̄)ノ その後、いったいどんなお姉さま? どんな深都の住人? となり、カセユキさんからファンアートをいただきました。

 これがララティの存在を確定させ、その後、スピンアウトで暴れ出しました。カセユキさんとK様が盛り上がることで産まれた、蜘蛛の意吐を書いたノマにも予想外のキャラクターとなりました。


( ̄▽ ̄;) 本編に登場してないのに、ポロリと出た一言から、ララティというウサギ娘とハイアディというタコ娘が、スピンアウトで主役を張ることも。うわお。


◇◇◇◇◇

楽屋裏

◇◇◇◇◇


アシェ

「ララティの主役回ね」


ルティ

「ララっち、人気あるねー」


ロッティ

「単に何をやらかしてもアリというポジションを作っただけじゃろ」


ララティ

「うにゅー、ちょっとあちのイメージが変わってしまうかもぴょん」


カダール

「違う一面をチラリと見せるのもアリではないか?」


エクアド

「そうだな。カダールは黙って立っていれば、一見厳しい感じの騎士なのだが」


ララティ

「あー、カダールはちょっといろんな面を見せすぎぴょん」


カダール

「そう言われても……、俺とゼラは、プライベートなんて、無いも同然なんだが?」


エクアド

「カダールは、開き直ると強いからなあ……」


フクロウのクチバ

「もう見られてることも気にせずに、ムニャムニャも前戯から後戯まで、しっかりやってるじゃないですか」


ゼラ

「♪ふんふーん」

(鼻歌しながらプリンセスオゥガンジーを編むゼラ)


カダール

「で、真の主役の神官さんは?」


ララティ

「あっちで、のおおおお! とか、叫んでるぴょん」


神官さん

「のおおおお! お、俺は光の神々教会の神官で、村では頼れるお兄さんなんだ! 村の子供にエッチなおじさん呼ばわりされる訳にはいかないんだ! そ、それが一人が寂しくて、ウサギ相手にくだまいてたのが、赤裸々に明かされ、のおおおお!」


ララティ

「まー、若い男なら? 可愛いお嫁さん貰ってイチャイチャムニャムニャしたくなるものだぴょん」


神官さん

「のおおおお!」


カダール

「いろいろ台無しだ」


エクアド

「このあとがき、入れてもよかったのか?」


カダール

「では、ララティ、まとめてくれ」


ララティ

「おまいら素で無茶ぶり回すぴょん。これどうまとめるぴょん?」


アシェ

「結局、ララティは幸の神官とはどうなったの?」


ララティ

「おっと、そう言えばこれはあちの主役回というより、辺境で聖人と崇められた、とある神官の物語だぴょん。回復薬を改良し、ハンターギルドの前身を作った幸の神官の伝承ぴょん。なので、おまけで神官さんの若い頃、開拓村に旅立つ前日譚ぴょん」


アシェ

「逃げるわね」


ロッティ

「逃げたのじゃ」


◇◇◇◇◇

 前日譚

◇◇◇◇◇



「あの、神官さん、本当にありがとうございました」


 年若い未亡人が若い神官さんに頭を下げる。その顔は申し訳無さそうに、悲しそうに。その未亡人の前に立つ若い神官さんは堂々と。


「いえ、私は神官としてするべきことをしただけです。また何かありましたら、ポルツ神官と相談してください。今回の件でも協力してくれました」

「お手間をかけてしまいまして……」

「もとは教会の失態です。これで、光の神々教会の神官が信用を落とすことにならなければ良いのですが」

「いえ、神官さんに助けていただきましたこと、私は忘れません」

「ならば良いのですが、あ、そろそろ行かねばなりません。あなたに光の神々のご加護がありますように」


 若い神官さんは指で、ススッと聖印を切ると手を組み祈り、それでは、と笑顔で去って行った。未亡人はその背中を、眩しいものでも見るように、そっと見送った。

 若い神官さんは背中から見られていることを意識して、姿勢良くカッコ良く、衣の裾をサッと振って歩いていく。


(……子供がいるのは知ってるけど、聞いた年齢よりも若く見えるなー。ウエストも細くて、ぽよんぽよんで、下心が動いたエロじじいの気持ちが、ちょっとだけ理解できてしまうなあ。あー、いかんいかん)


 心の中は、ちょっと煩悩に侵食されそうになっていた。

 こうして神官さんは、辺境の村へと旅だった。


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