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第十四話
伯爵令嬢
「どうもー、こんにちはー。お久しぶりです」
「こんにちはー」
グレイと灰電がきた。保健の先生とは知り合いらしい。
保健室ってあまり使用しないはずだけど。どうして知りあいなのかしら。
「あ、レン君!久しぶり!ちょっとこの樹、どうにかしてくれません?」
「いいですよ。事後処理は僕の得意分野です」
そうだったの?それは知らなかったわね。
「《魔法賢者式三十六》」
え、どんどん修復していくんだけど、何これ。
「精神魔法は情報魔法、世界の情報を書き換えることもできる!むぐっ」
「ローズ、それは言っちゃだめって言ったじゃないですか」




