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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
友達役《樹》
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第十三話

伯爵令嬢


「田中さんが見るに絶えないことになっているんだけど」


「とんだホラーですね」


保健の先生、どうしてここに。気にしてもしょうがないか。


「治せない?」


「私では無理です。多分青電さんなら変身すれば出来るはずですよ」


いやに決まっているじゃない。あれすごく恥ずかしいのよ。


「というか田中さんって樹だったんですね」


「さすが闇魔法にかけては最強の男、すごいわねー。そこまで分かるなんて」


「え、これ世界樹の枝なんですか?」


「て、ちょっと待って!そこまで分かるのはなんかおかしいわ!」


「お互い様です」

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