2. 出陣致す、戦支度じゃ!
スミマセン。ちょっと短いです。
暫く本筋とは関係ない、序章的な話が続きます。
また、パロディですので、時代や文化等の差異・設定は深く考えずに、あたたかい目で読んで頂ければ幸いです。
朝。陽も昇りきり、窓から差し込む太陽の光が眩しい。起き上がって暫く、眠気でまだボーっとしていると、ノック音が響いた。
「失礼します。ヘラ様、お目覚めでしょうか?」
扉の向こうから小声で問われ、ドアが開き、女性が3人入ってきた。
「おはようございます。」
起き上がっている私に挨拶をし、ベッド脇のローデスクに朝の身支度の準備をテキパキとしていく。
3人の内2人が準備した、盥に入れられた温めの湯で顔を洗い、ポットの熱めの湯を足した盥に浸して絞ったタオルを渡してくる。
程よく熱いタオルで顔を覆い、眠気を飛ばす。
――ホットタオル、気持ちイイ‥‥。
その間に、別の一人が目覚めのお茶を用意していた。
そこまで来て、漸く「おはよう」と挨拶を返す。
時刻は大体8時前後くらいか。どうも夜型の人間だった所為で、朝は覚醒するまでに時間がかかる。
20分ほど時間をかけて、お茶を飲み用意されている服に着替え、朝食を摂るべく、食堂(と思われる部屋)へ向かう。
朝食を給仕され、パンケーキとベーコンエッグとサラダ、デザートのフルーツゼリーとお茶を、しっかりお腹に入れ満たした。
――こんなに至れり尽くせりって、ちょっと気が引けるけど、慣れるしかないよな。…申し訳なさは、今は横に置いといて―――――。
食べて満腹になり、今日の予定の事を思い、気力を上げる。
…ゼウスは昨日と同じ時間帯に来るであろう。昼前の訪問まで、特別する事も無いので、世話人達にセッティングの指示を出して、
――来たら、お呼びがかかるでしょ。それまで、考えをまとめないと。
ブランチを摂るような時間帯。
居間の窓辺のソファに座って、大きな窓から差し込む暖かな陽射しを受け、心地よい日向ぼっこで微睡む中、思考に耽る。
――今後早めに彼との子を生して、さっさと『楽して生活』を目指す。…というか、最初の子以外、何も私が(胎児として子を)産まなくとも、二人の力で何とか出来るんじゃ……?
確か、ゼウスとヘラの間に生まれた子供は、5人。
恐らく、最初の第一子を妊娠中には、ヘラを気遣って浮気はしないだろう。むしろその期間に浮気していたら、自消滅してやるとでも言っておけばイイかも知れない。
……若しくは(ドコをとは言わないが)もぐ…とか。
そうすれば、修羅場も少なく、又私の心労も減るだろう。
まあ、最終的には、神話通りの浮気性な男になったら、離縁・絶縁して、別世界に逃げ込むか。
まぁ…たぶん、頑張れば何とか……?
取り敢えず、第一子妊活に向けて、妊娠しやすい日を計算して、計画を立てて。
2カ月後くらいから、狙ってs●xすれば、相手をする回数自体減らせる。
そうして過ごしている内に、部屋のノック音と共に、侍女(っぽい事してるから、もう侍女で通す)からの声がして、微睡みから覚醒する。
「失礼します、ヘラ様。ゼウス様がお見えです。」
昼過ぎ頃。準備は整った。
いよいよ彼のお見舞いという訪問の時が来た。
ブランチの時間帯=だいたい10~11時前後を想定してます。
ゼウスの子供の正確な生まれた順番が分からない為、そこは作者の想像ですので、悪しからず。




