44.猪男は悩む
途中で視点変わります
~ケイト視点です~
最近王女様の様子がおかしいと噂になっている。理由はわかっている、俺があんな事を言ったせいだ。
あの時は慌てて逃げてしまったが、後で落ち着いて考えたらマズイ事を言ってしまったのではないかと思った。案の定その後から王女様がますますおかしいと噂が立ち始めた。そのせいで王女様は大分孤立してるようだ…否定して回りたいところだがそれでは王女様の努力を無駄にしてしまう。でも孤立した王女様を放っておけない…何か良い手はないものか
「うう~~~」
「こらケイト君!今は仕事中だよ唸るんなら動物園に行ってね(;^ω^)」
会長にポコッと頭を叩かれた。しまった生徒会の執務中だった。
「すみません。考え事してました(=_=)」
「またかい。今なら皆出払ってるし悩みがあるなら聞くよ(#^^#)」
会長が心配して声をかけてくれる。確かにこのままじゃ答えが出ないし会長なら事情も知ってるし相談してみようか…
「え~と…王女様の事でちょっと…(=_=)」
「姫の事?あぁ最近の行動のことだね(#^^#)」
「はい…そのせいで王女様が悪く言われてるみたいで…何とかできないかなと(=_=)」
「別に悪くは言われてないと思うけど?姫が噂されるのは前からだし…さらにおかしくなったと言ってもさほど被害はないし(#^^#)」
「でも王女様は孤立しているようです(=_=)」
「あぁ確かに。周りから完全にひかれてるね(´・ω・`)」
「健気な王女様が1人孤独に耐えてらっしゃるかと思うと…(=_=)」
「…………(#^^#)」
「王女様が頑張ってらっしゃるのを止めることはできない…でも王女様が孤立してるのを何とかして差し上げたい…俺はどうすれば……(=_=)」
しばし室内に沈黙が下りる。
腕を組んで考えこんでいた会長が徐に口を開く
「それなら気晴らしに誘ってはどうかな?(#^^#)」
「気晴らし…ですか(;´・ω・)」
「そう。姫の行動が『やる必要があるからやめられない、でもストレスが溜まる』というなら発散して差し上げたらどうかな?(#^^#)」
「具体的にはどのように…?(;´・ω・)」
「そうだなぁ…休みの日にどこかへ遊びに誘うとか?(*^▽^*)」
「………(`・ω・´)」
「近場なら姫もリラックスするだろうし、手を握ったり『いつでも王女様の味方です』というところをアピールすれば姫も心の支えになるんじゃないかな?(#^^#)」
「なるほど~~(;´・ω・)」
さすが会長、良い案だ
「わかりました!ありがとうございます(`・ω・´)」
俺はさっそく飛び出そうとしたが会長に止められた
「あ、ケイト君まだ仕事だよ?姫のところに行くのは終わってからにしてね(#^^#)」
そうだった。まずはきちんとやることをやらないと王女様に顔向けできない
「「「ただいま戻りました~」」」
ちょうどそこへ他の役員たちが戻ってきた。すると会長がこっそり小声で「今のは内緒だよ」と言ってきた
~ここからケイジュ視点です~
「やれやれやっと終わった(#^^#)」
「「「お疲れ様です、会長」」」
「ケイトも久しぶりに真面目に仕事してたしな(*^▽^*)」
「ようやく悩みが解消したみたいですね。さすが会長です(*^▽^*)」
「ありがとう(#^^#)」
実は今日2人きりだったのも悩み相談に乗ったもの偶然ではなく皆で仕組んだことだ。ここ最近猪君が悩んでると丸わかりの状態で仕事に支障が出ていたからだ。いい加減鬱陶しいので何とかしようと話し合った結果2人きりになって俺が悩みを聞き出してアドバイスするということになった。おかげで都合よく誘導することができた。近場なら目撃者も多く2人のことはあっという間に噂になるだろう…手を握ったり親密な様子を見せればなおさらだ。「他の男と手をつないで出歩いた」というのは破棄の理由としては弱いが、噂を広めるにはちょうどいい。足りない部分は想像力豊かな人達が補ってくれるだろう、あぁ楽しみだ
「ところで会長、ケイトの悩みって何だったんですか?」
女生徒が聞いてくる。彼女は好奇心旺盛のようだ
「恋の悩みだったよ。彼も年頃だしね(#^^#)」
前ふりもキチンとしておく
「おぉ~~あの猪にもそんな悩みがあるんだなぁ~~( ゜Д゜)」
「青春だなぁ~~(*^▽^*)」
「…そうですか(・∀・)」
何故か女生徒が俺の顔を見てニヤニヤしてるのが気になった
腐女子がここにも…




