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42- ──ドライブ──

2091.11.07 Wed. 11:34 JST


「結局、目標分の弾薬は集めきれなかったな」車内でショウは残念そうに呟いた。

「まぁ工夫次第さ」カイはバックミラー越しにショウと視線を合わせる。


 ロードノイズのみのほぼ無音の車内で、リク・カイ・ショウの三人は眼光鋭く、その時(・・・)を待っている。

 

 リクとショウは旧世代の火薬式アサルトライフルの銃口を上に向けて抱え、内ポケットには最新式の電磁誘導発射式ハンドガンを二丁づつ仕込ませている。クルマを運転するカイの横=助手席には、小型グレネードランチャーが二つ置いてある。これら銃器は全て、カイの〈ŁŌCKĒR〉の力によって得られたものだ。


 カイの力はあまりに強い。


 カイは一瞬の画面操作で、半径五十メートル以内の全ての人間を即座に行動不能に至らしめることができる。


 その力をただ日本の闇側の勢力に使用しただけで、彼らが溜め込んでいたこれだけの銃火器をいとも簡単に奪取できてしまう。いかついSUVは、ついさっきクルマの販売店で拝借してきたものだ。


『あと十分で、目的地に到着します』


 クルマに備え付けのナビからそう音声が発せられると、三人の顔はより一層強張った。



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