40/42
痣
サイクリングにのめり込んだ時期があった。
ソロツーリングから戻ったある日、銭湯へ向かった。
洗い場でさっと汗を洗い流して湯船に浸かった。
身体が温まり、洗い場に戻ろうと湯船を出た。
数歩歩いたところで眼の前が急に真っ暗になり気を失った。
気がついたとき、数人の客と従業員に囲まれていた。
「大丈夫です。湯あたりしたようです」
と笑いながら頭を下げた。
――ああ、死ぬときってこんなものかもしれない。
右太ももにできた大きな痣が痛かった。
サイクリングにのめり込んだ時期があった。
ソロツーリングから戻ったある日、銭湯へ向かった。
洗い場でさっと汗を洗い流して湯船に浸かった。
身体が温まり、洗い場に戻ろうと湯船を出た。
数歩歩いたところで眼の前が急に真っ暗になり気を失った。
気がついたとき、数人の客と従業員に囲まれていた。
「大丈夫です。湯あたりしたようです」
と笑いながら頭を下げた。
――ああ、死ぬときってこんなものかもしれない。
右太ももにできた大きな痣が痛かった。