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「うーん…これをここに付けようか? いやいや… それには何か変だけど… じゃあ、あそこに…?」
Jは、天使の翼を持ってあちこちに動きながら、どこに展示をするか悩んでいる。 天使の翼はちょうど見えるのに重く見えたが、それを軽く片手で持っていくJの姿は、Mが何度か見ても驚愕した。
そうして、Jが翼をどこに付けるか幸せな思いをしているとき、階段を下りる音が聞こえた。 いそいそと下りてきたDは、隅でゲームをしているWを見て言った。
「おい!W.お前本当に捨てたのか? 本当に捨てたの?」
イヤホンをはめてソファーに横になって熱心にゲームをしていたWは、イヤホンを外して面倒くさそうに言った。
「一体何を言っているんだ? これボス戦だから待ってて。」
「いや! ボス戦なんて放り出して! 私のペンダント!どこに置いた?」
「僕が勝ったじゃん。 勝てば捨てると言ったし…。 そして約束どおりひげも剃ってその服も全部捨てたらどう? ついでにあの少年と服でも買いに行くんだ。」
怒っているDの姿を無視したまま、背を向けてゲームに集中するWの行動は、Dにより多くの災いを誘った。
「そんなふうに出てくるなら私も考えがある。」
「あ、はいはい。この前に言った人です。 はいはい。今日の午後にお願いします。 はい。ありがとうございます。」
近くでこの光景を全て見ていたMは、Dの突発行動に疑問を持ち、聞いてみた。
「Dさん?どこに電話したんですか?」
「あ。修理センター。 家の古いじゃないか。 直してくれと電話した。」
ゲームに集中していたWもDのその言葉が聞こえたのか、プレイをしていたゲーム機をDの顔に投げつけて叫んだ。
「おまえおかしくなったのか?' 私が確かにこの家はそのまま置いておけと言ったでしょう。」
「じゃあ、君は? 私がペンダントは死んでも触れるなと言ったのに。。」
「昨日、確かに僕が勝ったじゃん。 まさか自分が負けたことを認めないという卑怯な言い訳ではないだろう?」
「あ…そう? 確かに私は自分が負けていなかったと覚えているけど…? Jが引き分けって言ったの!」
「J?」
翼を設置できそうな場所を見つけたのか、隅でかかっている翼を眺めながら幸せそうなJを眺めた。 そして、Wは速いスピードでJに駆けつけて聞いてみた。
「J??あれは何言ってんだ??' 引き分けって?? 確かにこの前に私が勝ったことをお前も見たんじゃない?」
「あ…そうだったかな…? 私が思うに、引き分けだと思うけど…?」
Wはおかしさを感じた。 普段とは違って、目を避けているJからかすかに金のにおいがしたからだ。 汗をだくだくと流しているJをWは、強烈ににらんだ。
目をしきりに回しているJの姿を見ていたら、Wは何があったのか分かった。
「D!お前、裏金を食べさせたんだ!」
「違うよ。まさか僕が勝ち負けを操作しようと Jにお金をあげたのか? もしそうでもお金も実力じゃない? そうしてお金を全部食べるのに使うから問題だ。
お前も悔しかったら、お金を出したらどう? Jがあなたの肩を持ってくれるかもしれない?」
ずうずうしく自分がやったことを証明するDだったが、その嘘だらけの男に自分が引き分けになったことにWは怒りが込み上げてきた。
JがDにいくら渡したかは知らないが、自分の手元にあるお金では彼の持っている財力に勝てないことは確かだった。
Wはすぐに服を用意して外に出る準備をした。 Dはその姿が逃げるように見えたので彼女を皮肉ったが、Wはその服を着て横になっているDを引きずっていった。
「おい、W?どこに引っ張ってるの?」
「決着がつくまで、もう一度戦え」
「どうした?おい。引き分けだと言ったじゃない。 君が僕のペンダントを取り戻して 僕が修理工を呼ばなければ解決できる問題なのに。」
「黙れ。修理工を呼ぼうと、もう気にしない。 ただお前の面相を一発殴ってこそ、私の心がすっきりすると思う」
「おい!少年!少年助けて!!」
Dは敷居を取りながらきょとんとしているMに向かって叫んだ。 MはそんなDの姿を見て首を横に振るだけ。 自分が二人の戦いを見守っていたので、そこに入り込んでは死ぬことを認知していた。
「心配するな。殺さないから。」
「ダメだ!!」
DはWによって引きずられた Wが階段を上る音よりDが引っ張られる音が聞こえてきて、MはDの安息を祈ってくれた。




