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「到着した。みんな降りて」
MはJが到着したとの話に降りたが、彼が考えていた到着地ではなかった。 Mはその巨大な邸宅に再び来ると思っていたが、彼らが着いたのはついさっきの学校の廃墟だった。
Mは戸惑いながら、ここになぜまた来るようになったのか疑問に思っていたが、疑問もつかの間、DとWはいつの間にか戦いを準備していた。
Jはタバコを吸いながらDとWを眺め、Mは彼らの戦いを自分が止められないことを知ったのかJの側に一緒に立っていた。 DとWはいつの間にかJとMから遠く離れており、2人は戦う前にウォーミングアップをしていた。
「D.まさかビビってないよね?" まさか今さら私の能力は正常ではないとか。 口先だけなのに君がそんな反応をするとは思わなかったとかそんな馬鹿げたことを言うつもりはないだろう?」
「W.他言するなよ。 お前こそ足がぶるぶる震えるとか. 先ほどの天使との戦闘で力が抜けたとか、負けてからそんな言い訳を言わないで」
「今日こそ上下関係を正しくつかんでやる 俺が勝てば 格好も嫌なあの汚い服と君がそんなに大事にしていたペンダントを壊す」
「言うこと全部言ったの? そうしたら私は私が勝てばWのその古い邸宅をすぐ売ってしまう」
DとWは誰がやらされたわけでもないのに、いつの間にか変な契約まで結んで戦う準備を終えた。 WとDはJの信号を待ち、Jは彼らが立っているところに自分が吸っていたタバコを指で弾いた。
タバコは彼らのところの中間地点を高速で通り過ぎた。しかし、WとDにはそれさえも遅く見え、タバコが彼らの間を正確に通過した瞬間、WはDに向けて跳躍した。
天使と戦う時より、さらに異形化が進んでおり、天使と戦う時は両腕だったが、いつの間にか彼女の真っ赤な髪の毛まで覆われ、元のWの姿を見つけるのは難しかった。
DはWの攻撃をかろうじて防いだものの、それさえも手に負えないのか、自分に向かって押えつけている彼女の腕を振り切ろうとした。
しかし、Wの力は計り知れないほど強大になり、Dの腕力にも退かず、Dはやむを得ず、Wの腹部を足で蹴り、彼女を数メートル越しに飛ばしてしまった。
「二人ともせっかちだから。」
Mは隣に立っているJの独り言を聞いた Jのその言葉があった直後、Mが感じるにはDの雰囲気が変わったと思った。 殺気が加わって加わって鋭い刃になるように、Dの気迫は周囲に地面を掘らせた 。
彼の背後から何か液体が噴き出し、その液体は1滴1滴ずつ宮廷に浮かび上がって形を作りはじめた。 大きくなって、それは天使の翼と同等の大きさになるほどの巨大な翼になった。
Mが見たところ、その翼は天使の翼とは逆に黒を維持しており、自分が最初にDに助けられた時に彼の背後から出てきたのは、あれの小型のものだと悟った。
天使の翼よりも大きくて怖い顔をしているが、その翼を見つめ、Mは不思議を感じた。
「何で片方だけいるんだろう…?」
Mがそのことを言って数分もたたないうちに、隣にいたJが彼に向かってやってきた。 Mの目の前にJが立っており、彼女はMを恨めしく眺めるだけだった。 Mは、目の前に立っているJの視線が集中し、遠くで繰り広げられている2人の戦いには目が届かなかった。
「座ってみろ。」
MはJの言葉に素直に服従した。 彼がその場にそのまま座ると、JはMの横に座った。 彼らは沈黙を続け、数メートル手前では轟音が聞こえた. 沈黙が負担だったMは、かろうじて切り出した。
「あの...なんで止めないんですか?」
「どうして止めないのかって? さぁ、あの状況ちゃんと見えてるよね? あの二人はそっとしておけばあのように相克するんだ。 だから私がいるんだし。 野生の馬の手綱をつけてあげるように、私が彼らの戦いを止めるのが日常だよ。
しかし、いつまで引き止めてばかりいる。 何日間か解放するんだよ。 今回がその数日なので。
毎日止めたら私も面倒くさいし、腹立たしいから止められないこともあるし」
Mは2人の戦いを笑って見ているJが自分と同じ人間だということがもっと信じられなかった。 あのけんかに自分は割り込むこともできないのに、いつも二人の間に割り込んでけんかを止めるJの姿は、水が流れるように自然に頭の中に形象化された。
DがWに向かって火や氷のような多様な自然物を利用して攻撃し、武力でも押されない姿は、MはDがWに似たもうひとつの強力な怪物であることを改めて想起させた。




