32.狩猟大会…2
本年もよろしくお願い致します╰(*´︶`*)╯♡
素敵な一年になりますように⭐︎
お父さまとお兄さまが帰ってきた後もしょんぼりしていたけれど、お母さまがリボンを渡したらきっと喜んでくれるから渡してみたらと2人のところに一緒に行ってくれたの(何故か広間だけれど)。
するとそこには聖騎士団の制服に身を包んだお父さまとお兄さまがいた。
光の加減によってはシルバーにもみえる白とデエスブルー(なぜかどう見てもロイヤルブルー に見えるのよね)、
ゴールドで織りなされるそれは、前世にライトノベルの挿絵で見ていた以上にかっこよかった。
全体的に金の縁取りがされているの。もちろん着ている2人が前世でいう世界で最もハンサムな顔ランキング上位にランクインしそうな美形だというのもあると思うけれどね。
ゴールドのエポーレットとエギュレット、ダブルボタンが縫い付けれらたモンゴメリー・カラーのジャケットにデエスブルーの側章が施されたズボン。
これは公爵家の直系のみが身につけることができる特別なデザインなのだそう。お父さまは帯剣もしているみたい。ワロンソードなのね。なんとこの剣は神聖力で具現化されたものらしいの。神聖力でできているからなのか、美しいのひとことにつきる剣なの。使わない時は収納?しておけるし、絶対に折れることはないそう。後で見せてもらったのだけれど、何もないところから現れてスッと空中に消えてたわ。
「ほら、アデル、今日は素敵なものを持ってきたのよね」
状況が読み込めず、脳内で軍服と軍服を着た2人を分析しつつも呆然とするという不思議過ぎる状態に陥っていたらお母さまに促され、私はおずおずと2人にリボンを差し出した。
「これはアデルが刺繍をしてくれたのかい?」
私はこくんと頷いた。
「お父さまの剣に結んでくれるかい?」
剣に結べばいいのよね。
「綺麗にできているじゃないか。ありがとう。大事にするよ」
私の頭を撫でるとお父さまは片膝をついて
「此度の栄光を最愛の娘に捧げるよ」
そう言って優勝者に贈られるブローチを私のドレスにつけれくれた。
「…ありがとうございます」
「これが今回狩った獲物だよ。これは軽くて柔らかいし暖かいからおすすめかな。コートを作るといいよ」
「お母さまと相談してみます」
「ブローチはボタンにでもするといいよ。足りなければ、他にもあるから好きに使うといい。コートはお母さまのを見せてもらいなさい。参考になるはずだから」
コートを作るのはわかるけど、優勝ブローチをボタンにって……どういう発想なの?
しかもお母さまはお父さまの優勝ブローチと獲物でできたコートか何かを持ってるってことよね?
扱いが……自分で持っていなくていいのかしら?
お父さまが狩大会で優勝したという結果だけは知っていたけれど、段違いの強さみたい。
続いてお兄さまの剣にも(こちらは真剣。扱いやすい剣の形になるように神聖力の研究中なのだって)リボンを結んだ。
「ありがとう、アデル。大切にするよ。これ今回狩ったもので作ったんだ。気に入ってくれるといいな」
そう言って手袋と髪飾り(ふわふわで可愛いお花なの!だけれどこちらも何故か中央部分が令息の部の優勝者に贈られるブローチ……に見える……残念ながら気のせいじゃなかったわ)をプレゼントしてくれた。
セレモニーっぽくしてくれたのに感動よりも驚きの連続だった気がするわ。
ありがとうございました(*´∀`)♪
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