25. ピクニック 〜到着〜
お楽しみいただけますように⭐︎
「さあ、着いたよ。ラ・コリネット・ツゥートゥ・パルフュメ・ドゥ・フルールだ。おいで」
お母さまはお父さまに手をとられて馬車を降りたので私もと思ったら、なんと、私は抱き上げられて降りるという…お兄さまはちゃっかり回避していたのに…
お父さまがお楽しみと言っていただけあってラ・コリネット・ツゥートゥ・パルフュメ・ドゥ・フルール(立派な名前がついているけれど、通称は花の丘ね。花の丘は女神様が魔物との戦いの終焉後、1番初めに植物を芽吹かせた場所だと言われているらしいの)は本当に美しい場所だったわ。
色とりどりの花々があたり一面に咲きほこり、風が吹くと甘く可憐な香りが風にのってふわっと香るの。映画のワンシーンみたいな圧巻の光景なのよ!この素敵な丘で何をしたかというと、ザ ピクニックという感じのことよ。まずお昼を食べてのんびりした後に、散策しておやつを食べて遊んだ(正確には遊ばされた)の。
「まずはお昼にしよう」
そうお父さまが言うと、いつに間にか準備が整っていたようでバスケットと飲み物が用意されていた。
ベーグルサンド(スモークサーモン&クリームチーズのものやクリームチーズ&ブルーベリージャム、シュリンプ&アボカドなどがあったわ)やクロワッサンサンド(パストラミビーフ&チーズのものや卵サラダとハム、レタス、トマト&チーズ、変わり種でいちご&クリームなどもあったわ)カラフルなピクルス、グリル野菜、グリルドポーク、といった簡単にいただけるものがバスケットに入っていたの。
お父さまとお母さまの膝の上に代わる代わる乗せられて(これはお兄さまのせいなのよ!生贄にされたの)お昼を食べたの。どれも美味しかったけれどもっ。膝の上&あーんのコンボにならなかっただけよしとしよう……
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