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好きな子が毎日下着の状態を報告してくるのですが正直脈ありでしょうか? 〜はいてないとは言われると思いませんでした〜  作者: ざんまい
文化祭編

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118話 チャームポイントはおっぱいですが脈ありでしょうか?


「自分のミスで天女ではなくガタイのいい変態が出てきてしまいました、皆さんの期待を裏切ってしまい大変申し訳ございません。」


「岸田くん?ミスった上に人を変態呼ばわりしないでくれないか?」


見に来た生徒達は、一斉に笑い出す。

桔梗は、黒歴史をこんな大勢と見られているという事実でため息が増えていた。


「ほらほら、そんなため息してないで自己紹介をお願いしますよ〜」

「あのね、俺は今過去最高に不機嫌なんだよこの野郎!はぁ〜つーかお前優勝賞品とかの説明してないだろ?」

「……あっ」


桔梗が指差す先に、手に持ったカンペを持った放送委員いた。

少し焦った表情で一生懸命見せようとぴょんぴょんジャンプしている。


「すみません!!私在ろうものがこのような失態をしてしまうとは申し訳ございません、それでは今から説明しますので、桔梗くん裏で待っててください」

「いや待てよ、これで俺の出番終了って事にしようぜ」

「そんなの良い訳ないでしょ」


いきなり背後から強めのチョップが俺の脳天に降りかかる。

案の定俺を打ったのは楓だった。


「ほらいいから裏に戻りなさい」

「いてててっ!わかっわかったから耳たぶから手を離して!」

「やだ」


俺は、耳たぶを引っ張られながら舞台裏へと戻されてしまった。


「それでは、改めまして優勝賞品の発表をさせていただきます、それではどうぞ!」


岸田の合図で体育館に曲が流れ始めた。

なんだかどこかで聞いた事のある曲な気がする。


「えっこれってまさか?」

「まじでこんな田舎にくるの?」


観客達は興奮気味にザワザワし始めていた。

期待の眼差しがステージに集まっていくのが見て取れる。


「それでは登場していただきましょう!今話題のアイドルグループ「Miss cat」のお二人です!」


俺が出てきた反対側の舞台袖から2人の美少女が歩いて出てきた。

アイドル衣装も学生服にフリルなどの装飾を施したもので凄く可愛い。

1人は元気いっぱいに両手で手を振って、もう1人は少し控えめに手を振っている。

観客に手を振るたびに衣装の装飾がふわりと動きそれだけで男子達を虜にしている。


「初めまして、今をときめく学生アイドル『Miss cat』です」


男子達の低い歓声が上がる。

可愛いらしいパステルピンクとクールなパステルブルーの衣装で会場を釘付けにしていた。

さっきまでぐだぐだしていたのをみんな忘れたように盛り上がっている。


「それでは皆さんご存知ではありますが、改めてお二人とも自己紹介をお願いします。」


ピンクの衣装のアイドルが、ニコニコと笑って岸田の方に手を振る。


「はいは〜い!それじゃ私から行きますね、Miss catの可愛い担当 桃鈴みのりです!

チャームこのおっきいおっぱい!」


彼女は、自分の胸を両手で持ち上げてそういった。蓮華と桔梗は思わず吹き出す。

その後間髪入れずに鳴り響く男達の咆哮。


「みんな元気いっぱいよかった〜、それじゃ次よろしくね」

「この後言いたくないんだけど」


彼女の相方は、頭を抱えながら深いため息をついた。


「Miss cat 早坂ちなです、よろしくお願いします」


ちなは、手早く頭を軽く下げる。

先ほどと比べてあまりに早すぎる自己紹介にみんなが肩透かしをくらい静まり返った。


「ほらほら〜みんな待ってるよ?チャームポイントは?」


ニタニタと笑いながら、肘でちなをつつくみのり。すると、みのりの腕を掴んで素早くちなの元に引き寄せ、ちなのもう片方の腕で首を抱えて締め上げた。


「チャームポイントは、格闘技です」

「うぐっ、これチャームじゃないよ!チョークだよ!締まってるって!」


壇上で2人のアイドルがじゃれあう。

観客は、その光景を目に焼き付けながらスマホで写真を撮りまくる。


「自己紹介ありがとうございます、それでは皆さんお待ちかねの今回優勝賞品それは、ゲストの

Miss catさんのライブチケットと本人様とのスリーショットの権利を贈呈いたします!」


「うおぉぉぉ!!」



ー舞台裏ー


「すごい盛り上がりだね〜」

「まぁこのイベント自体が野郎の性欲煽るためのもんだしね」

「なんつー言い方だよ」

「……」


蓮華はやたらと真剣な顔でアイドル達を見ていた。


「なんだよ蓮華、あのアイドルのファンなのか?」

「ん?いやまぁ動画とかで名前は知ってるくらいだよ」

「そうなのか、いややたらと真剣に見てたから」

「いやあのアイドルのどっちが楓さんと喧嘩してた人なんだろうと思って」

「えっ?違う人でしょ?」

「ん〜そうだよなぁどっちも昼のあの感じと違うというか……」

「何言ってんのあんた達?そこにいるでしょ」


楓が呆れた様子で壇上の方を指差す。


「え誰?」

「どこどこ?」


その指差す方向は、明らかに予想外の人物に向いていた。


「チャームポイントがおっぱいの方よ」


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