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 周回


「こりゃ、戻った方がいいわね。さっきのゴーレムは木だったから良かったけど、あれが石とか鉄とかだったらしゃれならないわ」


 ミーが口を開く。


 ゴーレムの残骸を収納に入れた後、僕らは地面に座ったり、寝っ転がったりして休んでいる。


 ミーが言うとおりだ。奴がもっと固かったら太刀打ち出来なかっただろう。この下の層にはもっと強い奴がいるかもしれない。勝てる自信が無い。力、スピード、攻撃力、防御力は間違いなく僕と先生の方が上だ。けど、絶対的に戦闘技術が足りてない。今までは力押しでなんとかなってきたけど、このままじゃ頭打ちだ。戦って、戦って、戦いまくって技術と経験を上げて行くしか無い。それに、ここで戦えるのが僕と先生だけだというのが心許ない。どっちかやられたら、さっきのゴーレムには勝てないかっただろう。


 ミーが立ち上がり話し始める。


「もっと強くならないとね。まずはあたしがもっと強くならないと、正直さっきの戦い見てるだけで参加出来る自信がないわ」


 マリンがそれに続く。


「私もです。最初は運良くファイヤーボールで滅殺できたけど、動いてる奴には死んでも当てられないわ。それに1発しか使えないのもネックね」


「そうだな。おではここでもっと戦いたいが、誰か助けてくれる人が居ないと間違いなくやられるからな。ミーとマリンの修行だな」


 先生が珍しくふざけない。それほどさっきの戦いは熾烈だった。


「じゃ、ミミック狩りに行こう」


 僕の言葉にみんな立ち上がり、地下2層に向かう。


 それからは作業だった。僕と先生が押さえつけたミミックに、ミーとマリンが順番にミミックをぶっ倒すまで叩き続ける。それを繰り返し、地下2層のミミックを一掃した。宝箱は一つも無く、それなら遠距離攻撃してもいいんじゃないかと思ったが、ケチなミーはもしかしたら宝箱も出るかもって言ってそれは許可してくれなかった。ちなみにドロップは魔石3つだ。

 ここの迷宮の地下1層では、だいたい1日に三回くらいダンシングコインがリポップしていた。それを考えるとミミックを探す効率は悪いので、最後にもう一回ウッドゴーレムと戦う事にする。マリンのファイヤーボールがまだ使えるので降りてすぐに居た奴にぶっ放したら、命中してまた焚き火になった。一旦戻ろうって事になって、試しに焚き火を収納に入れたら、なんとすんなり入った。

 

「もしかしたら、ファイヤーボールも入るんじゃないの?」


「そしたら沢山ストック出来るわね」


 ミーとマリンのテンションが上がってる。確かに魔法が入ると便利だけどそれは無いんじゃないか?




 読んでいただきありがとうございます。


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最強の荷物持ちの追放からはじまるハーレムライフ ~
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