タッチヒール続
誤字脱字修正ありがとうございます。変換漏れ、ルビ、特にありがたいです。
「わ、綺麗ねー。できものの1つもないわね。私たち馬車や馬に乗ってたから、そんなにすべすべじゃないわ」
マリン、何がすべすべなのか教えてくれ。
「そりゃ、あたしは移動はだいたい歩きかみこしだから、お尻痛くなったりはしないわね。て言うか、恥ずかしいから早く治してよ」
やっぱりお尻なのか? ミーが恥ずかしいって言う格好、四つん這いでお尻丸出しって事か? そりゃ最高だ。僕はゆらりと立ち上がる。これは行かないとな。レイ・ライの前に立つ。
「カナンちゃん」
「どこいくのー?」
通路に入ろうとする僕の前にレイ・ライが立ち塞がる。
「ちょっとお花を摘みに」
お花を摘むって言うのはトイレの事だと前にミーに教えて貰った。
「あっちに行くのよ」
「ミー怒ると怖いから」
そうだよな。お金とかは全部ミーが管理してるから怒らせたら酷い目に合う。僕だけおかずが一品減ったりとか、デザート無かったりとか。ミーの恥ずかしい姿は魅力的だけど、なんとかミーの機嫌を損なわずに鑑賞出来ないだろうか?
「うわ、意外に怪我凄いわね。つっても、お尻は鍛えようと思っても鍛えられないからしょうが無いわね。ミー、そんな中途半端じゃ触りにくいわ。下げるわよ」
「ちょ、ちょっと待って!」
「うわ、すご、こんなになってるのね。自分じゃマジマジ見た事無いから……」
「ジロジロ見ないでさっさとやってよ。恥ずかしいじゃない!」
「わかった。わかったわよ。ヒンヤリしてるわね。たまきはる命の息吹よ賦活せよ。『タッチヒール』」
「ひやっ! そんなおそるおそる触らないで、くすぐったいじゃない。もっとガバッといって」
う、ミー達が盛り上がり始めた。
「駄目って!」
「待ちなさい!」
レイ・ライの僕を捕まえようとする声をかいくぐって僕は隣の部屋に飛び込む。
「ひっかかったわね」
目の前には仁王立ちのミー。その後ろでマリンがミーの後ろでミーのパンツに手を突っ込んでいる。やられた。そうだよな。触りさえすれば別に尻丸出しの必要無いもんな。
「先生が来るかと思ったけど、カナンが来るとはね。治療が終わったら覚悟してなさい」
「おいおい、わざわざ待つ訳ねーだろ。アデュー!」
「誰か! カナンを捕まえて!」
僕は一目散に逃げ出す。ミーはまだ動けない。ほとぼりがさめるまで逃げるのみ。来た方と別の通路に走り込む。え、何か飛び出して来た?
ドンッ!
避けたけど、あっちも動いてぶつかる。そして腕を掴まれる。え、先生。
「ミー、カナン、捕まえたど」
「って、先生、どっから来たんだ?」
僕は疑問を口にする。先生にしては大人しいと思ったけど、どうやってレイ・ライをくぐり抜けたんだ?
「簡単だろ。裏から回って来た」
そうだよ。ここの迷宮っていろんなとこで繋がってたんだった盲点だ。
「で、先生どこから見てたの?」
「尻しか見れなかったぞ」
「あんたたち、お仕置きね!」
「先生! 逃げるぞ」
「おう!」
僕たちは猛ダッシュする。
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