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趣味人のVRMMO  作者: et al.
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26/29

ep.24

 

「ん?なんか、いつもより、人多いな。」


 起きてみると、いつもよりにぎやか。いや、プレイヤーも多いが、NPCらしき人も多く身かける。神官さんや、シスターさんも総動員だ。だがタリアは見当たらない。今日に限って休みなのか、運いいな。だが、神殿が地域と密着しているのは素晴らしきことなのではないか。


「祭りでもあってんのか。」


 神殿から門へのいつもの道も人通りが激しい。冒険者ギルドもなんだか人が集まっている。今日はやろうと思っていたことがあったのに。薬草の納品は後に回そう。別に急ぐことじゃない。資料室にも行って、この辺りのこと調べる必要もある。昨日薬草、ローハ、以外にも色々手に入った。鑑定してわからなかったのは、”謎の”と表記された。雑草という草はない、というのも有名な話だ。

 門に着くと、いつもは複数人いる兵士さんも今日は一人。他は出払っているみたい。ワンオペ忙しそうではあるが、流石になにがあっているのか気になる。イベントの気配?


「おはようございます。今日はにぎやかですが、何かあるんですか?」


「ああ、どうやらあまり人の立ち入らない森の方で小火があったみたいでな。」

「お尋ね者でも潜伏してるんじゃないかと、総出で探しに行っているところだ。」


「へー、怖いっすね。」


 小火と聞いた時には、ぎくっとしたが。まあ、水はかけたし、大丈夫、だよな。それにしても、お尋ね者か、流石に治安はそこそこ悪いんだな。バウンティハンターとかも職業でありそうだ。

 採取ポイントが復活しているかどうか、確認したかったんだが、やめといた方がいいのかな。


「その辺りは、近づかない方がいいのか?」


「いや、そろそろ帰ってくる頃じゃないかと思うんだが。ほら。」


 衛兵さんが指を刺す方をみると、衛兵さんと同じような格好をした集団と、冒険者ギルドで顔を見かけたことのある人たちが帰ってきているところだった。朝に出発したんだろうに、健脚だな。サリアちゃんの姿はなし。あいつ連れて行ったほうがいいぞ。一団を見ているとその中に見知った顔があった。


「Right!」


「おう、GAKU。見た目、変わってないじゃん。」


「昨日の今日じゃないか。冒険者にはなれたぞ。Rightはついて行ってたのか。」


「ああ、緊急クエストだったみたいで、たまたまギルドにいた奴らは結構参加してたよ。」


「それで、お尋ね者は?見つかったのか?」


「いや、プレイヤーはまだそっちには加えてもらえなかった。周辺の被害状況の調査だったよ。」

「ただ、少しNPCがザワザワしてたから、なんかあったんだろうな。」


 戦闘を期待していたんだけどな、と笑うライト君。パーティーみんなで行っていたらしく、ライト君のパーティーメンバーはギルドの方に向かっていく。毎度すまんね。


「じゃあ、被害はどうだったんだ?」


「薬草の群生地の近くだったもんで、少しの間収穫できないかもって。」

「まあ、他にも生えてるから、なくなることはないんだってさ。」


 ギルドでの買取は上がるかもなと話す。薬草の群生地の近くの小火。なんか、思い当たる節が。そのせいで、薬草を焼いた?お尋ね者とはいえ、被害を出した?ま、まずい。


「どうした?顔色悪いぞ?」


「いや。薬草で金策していたから、どこで採ろうかと。」


 なるほどと納得してくれた。よかったー、怪しまれなくて。ギルドの方に行っていたパーティーメンバーから呼ばれ、別れる。


「あ、そうだ。フレンドなっとこう!」


 忘れていた。冒険者登録したら、フレンドになろうって話してたんだ。やり方を教えてもらい、無事フレンド登録。初めてのフレンドだ。う、嬉しい。

 去っていくライト君と別れ、今後の身の振り方を考える。一つ、罪を認めて出頭する。一つ、捲られることはないから黙っておく。天使と、悪魔。

 どうせ、ばれやしない。あの場には俺以外誰もいなかったし、ちゃんと水もかけた。そもそも、俺が犯人だとは決まっていない。とりあえず、昨日の場所に行ってみるか。


「あれ、犯人は現場に戻ってくるって。」


 まあ、いい。ここはミステリーの世界ではない。名探偵なんていないのだから。もしや、誰かがこの世界にそれを望んだ?


「どうした?」


 まずい、立ち止まってうんうん考えていたら、衛兵さんにまで怪しまれてしまった。なんでもないと答え、とりあえず現場に向かう。今日はすこしおとなしくしておこう。何回か、敵を倒して、帰る頃にはギルドも落ち着いていることだろう。資料室にお邪魔して、この街やこの街の周辺のことをしろう。


「あれ、神殿もにぎやかだったよな。なんか関係あったのか?」


 そういえば、神殿も人が多かった。死んで生き返るプレイヤーも用事はわからないがNPCも。小火の方にはギルドと衛兵が行ったって言ってたし。

 考えているうちに、魔物とエンカウント。雄鶏か、少しでかいが、当てやすくなっていい。近くに雌鶏も。魔法詠唱を開始。いつものルーチンだ。



 暴れ雄鶏 Lv.13

 常につがいで行動する。片方を失うと暴れ出す。

 餌を豊富に食べ、成長した個体。


「Wow!」


 魔法はすでに完成し、飛んでいっていた。




GAKU

職業:旅人 Lv.6

 HP35

 MP48

 STR11 

 VIT11

 INT12

 MID11

 AGI11

 DEX14

 LUK13

 スキルポイント(残17P)


所持スキル

【DEX強化】【LUK強化】【MP強化】【水魔法Lv.2】【土魔法Lv.2】【料理】【気配希釈】【鑑定】【生活魔法】

称号

【豊穣神の加護】【欲望の僕】【冒険の始まり】




久しぶりのステータスとなり、申し訳ありません。

【強化】とスキルポイントは5レベルごとにボーナスが入っています。

矛盾はないようになっていると思います。

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