表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無能扱いで追放された俺、実はパーティが崩壊しないよう全部やってただけでした  〜戻ってこいと言われても、もう遅い〜  作者: 芋平


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

87/106

第87話 中央からの呼び出し

 封書は、

 予想よりも

 早く届いた。


---


 差出人。


---


 国家評価局

 ――NEA。


---


 リーネは、

 しばらく

 封を切らずに

 見つめていた。


---


 来るとは思っていた。


---


 止めた判断。


 推薦を断ったこと。


 制度設計への関与。


---


 組織内だけで

 収まるはずがない。


---


 静かに、

 封を切る。


---


『制度監修協議への出席要請』


---


 短い文面。


---


 国家レベルの

 評価制度改定会議。


---


「……思ったより、

 早い」


---


 その夜。


---


「中央?」


 カイルが

 目を見開く。


---


「はい」


---


「ついに来ましたね」


---


 声は

 半分驚き、

 半分興奮。


---


「怖くないですか?」


---


「怖いよ」


---


 即答。


---


「でも」


---


「今度は、

 止める側じゃない」


---


「設計する側」


---


 静かな言葉。


---


 カイルは

 少し黙る。


---


「中央は……」


---


「政治の匂いが

 強い」


---


「うん」


---


 リーネは

 分かっている。


---


 NEAは

 純粋な技術機関ではない。


---


 そこには、


 加重係数。


 補正。


 国家優先。


---


 見えない力が

 ある。


---


「断ることも

 できますよ」


---


「うん」


---


「でも」


---


 小さく笑う。


---


「余白を

 守りたいなら」


---


「中に入らないと」


---


 翌週。


---


 中央庁舎。


---


 重厚な建物。


 静かな廊下。


 数値で動く国家の

 心臓部。


---


「リーネ・アルヴェインですね」


 案内係が言う。


---


「戦略補正局

 第三会議室へ」


---


 戦略補正局。


---


 加重係数を

 決める場所。


---


 扉の前で、

 一瞬だけ

 立ち止まる。


---


 個人の評価。


 組織の評価。


---


 そして今。


---


 国家の評価。


---


「……選ぶ」


---


 静かに呟き、

 扉を開ける。


---


 中には、

 数人の官僚。


---


 そして。


---


 ひときわ

 強い視線。


---


「お待ちしていました」


---


 レオン・ヴァルディア。


---


 短期成果主義の

 象徴。


---


「あなたの“余白”が

 国家に必要かどうか」


---


 静かな挑発。


---


「確かめましょう」


---


 リーネは、

 椅子に座る。


---


 逃げ場はない。


---


 だが。


---


 焦りもない。


---


 ここから。


---


 評価は、

 政策になる。

本話もお読みいただき、ありがとうございました!


少しでも続きが気になる、と感じていただけましたら、

ブックマーク や 評価 をお願いします。


応援が励みになります!


これからもどうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ