【微笑】②冬休み企画ほか
本編で連歌が、小鹿に入手した下着を見せて、ニヤリ……
彼は、どうやって手に入れたのか!?
『小悪魔が微笑んで……』side連歌
見つけた獲物を追い詰めるため、彼女の家の前に到着。
その前に立ち、インターホンを押そうと手を伸ばした。
「あらぁ~?男前な子が、ご訪問♪くすくす……小鹿でしょ。まだ寝てるの。入って!お名前は?ふふ。寝込み、襲っちゃう?」
……朝から元気な方です。
雰囲気が似ているから、小鹿のお母さんでしょう……けど……
口早に、何を言いましたか?
強引に腕を引かれて家に入る。背を押され、小鹿のいる部屋があるだろう階段へと導かれた。
さすがに、そこまですると嫌われるのでは??
「いい匂いがしますね。朝食を、ご一緒にお話をしたいのですが。」
にっこり笑顔を向けた。
「……ふふ。意外と、慎重なのね♪」
底が知れない方です……小鹿は、お父さん似でしょうか?
「改めまして。松木 連歌と申します。」
「初めまして。林野 里鹿。小鹿の母です。これから、末永く宜しくね♪座って!」
席をすすめられ、椅子に座る。
何と言うか、明るい方ですね……小鹿も、本来はコレなのでしょうか?
黙っていれば可愛いのは、同じですよね……悪くはないのですが……
じっと見つめる俺に、微笑む。
「ね。連歌くん?」
「はい。」
「どこまで行ったの?」
「……これからです。」
少し、自分に余裕がなくなっていくのを感じる。
「ふふ。連歌くんは、Hな言葉を使う女はキ・ラ・イ?」
何でしょう?試されているのですか??
……この方、小悪魔ですね。
「嫌いではありませんが、好みとは異なりますよ。」
俺をじっと見つめ、ため息。
「そっかぁ~残念。私は、仰近好みに仕上がっちゃったから♪くすくすくす……連歌くんのお好みに、小鹿は染まっちゃうのかしら?染めちゃう?それとも……そのまま食べちゃうのかな?」
……どう、答えればいいのでしょう??
仰近さんが、小鹿のお父さん。一体……小鹿は誰に、似たのでしょう!?
仕上がりの前が、とても気になります。
……俺色に染める……あ、考えるとニヤケてしまいますよ。
俺も、まだまだですね。
「可愛いぃ~~♪ねね、連歌くん。ちょっと、待っててね!!」
「はい。」
つい身構えてしまいます。
嬉しそうに走って、台所を離れ……戻ってきた。
後ろに手を回し……首を傾げ、長い髪が揺れる。
「欲しい?」
何を持っているのでしょうか??
『欲しい』か……いらないとは、言えない雰囲気ですよ。ふふ……
口元がゆるみ、微笑んでみた。
里鹿さんは小悪魔な微笑みを返し、俺の手に柔らかいものを握らせる。
「あげるね♪私からのプレゼント!!」
視線を手に移すと……そこにはブラ。大きなくぼみには、セットのパンツ!?
思考が鈍くなります。
人生の中で、こんな状況は……今までに、あったでしょうか??
「心配しないで。小鹿のだから♪」
……心配……って?
里鹿さんの様子を見て、自分がおかしいのかと疑問符が頭を埋め尽くす。
柔らかい布。ドキドキ……サイズが気になります。
視線は、いつの間にかブラに釘付け……
トントンっと、小さな足音が大きくなって近づいてくる。
慌てて、手にあったものをポケットに入れた。
平静を装い、寝起きの小鹿に挨拶。
「おはようございます。」
驚いた顔で固まった小鹿に、安堵を覚える。
目の前に出された味噌汁を、一口飲んだ。
「おいしいです。」
日本の味に、いつもの笑顔が戻るのが分かる。
小鹿が間に入ると、里鹿さんの言葉もいい攻めになります♪
ふふ……このブラは、サイズを確認後に小鹿へ返しましょう。
上手く事を運べば、パンツは手元に残せるでしょうし。
くすくすくす……そんな俺に、里鹿さんは嬉しそうに微笑む。
小悪魔が微笑んで……
『悪魔が微笑んだ夜』side連歌
小鹿は、朝起きて自分の胸に点々が転々とあるのを発見?!
さぁ、その夜……何があったのか?悪魔な彼に訊いてみましょう♪
林野家。いつものように、夜ご飯をご馳走になりにお邪魔しました。
「連歌君、いつ見ても……ほぅ。男前ねぇ~~。」
おばさんは、いつも快く迎えてくれます。ただ……
「何しに来た!!さっさと、帰れ!!」
小鹿に、威嚇され……可愛い子猫を想像します。
いじめたい……ムチャクチャにして、泣かしたい。
「にゃぁあ?!何だ、何だ??寒気が!!」
勘の鋭い猫だ……。ふふっ。
「もう!今日は、晩御飯いらない。風呂に入って、寝る!!……覗くなよ?」
「ふふっ。期待には、応えたくなります。」
「……ぶっ殺す!!」
目が据わって、本気ですか?
「残念です。……あまり、焦らすと……手加減しませんよ?」
俺の、ちょおっとした冗談に……口をパクパク……顔は、真っ赤で可愛いなぁ。
「~~っつ死ねっ!!」
足音を荒げ、遠ざかる。
はぁ……口が悪いのは、あいつへの憎しみですか?
……いつになったら、傷は癒えるの?俺は……何も、出来ないのですか?小鹿……
「連歌君は、優しいわねぇ~~。そうだ、見て見てぇ~~。今日、薬局の安売りで!ジャン!!養○酒、買っちゃった♪いつかは、手を出そうと思いながら~~。」
小鹿のお母さんも、可愛い人ですね。
「そろそろ、お父さんも帰ってくるわね。……ちょっと、味見してみようかな?連歌君もどう?」
「いえ、俺はいいです。」
俺はニッコリ笑顔で、食後のお茶をすする。
「……ただいま~。」
おじさんの、お帰りですね。
「お邪魔して……」
「待て、ストッ……プ。あぁ~~。飲んじまった……か。」
俺の挨拶を遮り、おばさんの養○酒を飲んだコップを取り上げた。
「……欲しい。」
「あちゃ~~。連歌君、ごめん……。」
いきなり激しいキスの音。
……。
さすがの俺も、思考が止まります。
何度か、おじさんとも話をしましたが……まさか??
音が静かになり、声をかけられる。
「……連歌君、ごめん……寝ちゃったみたいだから……席を外すね。」
「お母さん、どうしたの!?」
お風呂上がりの良い匂いのエモノ……いえ、小鹿。
「あぁ、小鹿……それ……隠しておいて!」
おじさんは、おばさんを担ぎながら小鹿に指示する。
「隠すって?……とりあえず、部屋にもって行こうかな?……で、何を見てるの?」
「可愛いパジャマです。ノーブラを想像してますが、何か?」
「~~っ!!バカ!!」
【バシャッ……】養○酒が、服にかかる。
「……あ、謝らないからな!!」
「こら、小鹿!!」
戻ってきたおじさんにタイミングよく見つかった小鹿は、階段を上がって逃げた。
「……はぁ。洗濯するよ。連歌君、着替えを出しておくし、風呂に入りなさい。匂いも、気になるだろ?」
「では……。」
なんだか、変なことになりましたが……
このお風呂に、さっきまで小鹿がいたんだと思うと……やばいですね。
匂いが……包んで、夢の中にいるみたいです。幸せだ……
お風呂から上がり、台所へ向かう。
「本当にすまないね。……小鹿は……」
「良いんです。今は……」
【携帯のコール音】おじさんのだ。
「はい。……えぇ!?分かった、今すぐに行く!」
真剣な表情で、俺の肩に手を置いた。
「お願いがある……」
おじさんの留守を任されました。
どうやら、おばさんは少しのアルコールで悪酔いするらしい。
でも、朝まで起きないと……。
おじさんは、ニヤリと……小鹿と一緒の部屋に泊まってもいい。
……なんて、どうしましょうかね?
小鹿の反応次第……か?
制服は、乾燥され……シワも無い。良い洗濯機……高そうですが、欲しいかも。
小鹿に、声をかけて……くすっ。少し、コミュニケーションしますか。
可愛い子猫を、手なずけて……ふふっ。楽しみです。
【コンコン……】
返事はない。当然、入りますよ。
ドアは、簡単に開いた。
「……ふふっ。連歌……おいで……」
入った俺を、今までに見たこともない笑顔で両手を広げた小鹿。
……。夢を見ているのでしょうか?
「ね、おいで……よしよし、してあげるよ?」
首を傾げ……可愛い微笑み。
小悪魔が微笑む……俺を誘うようにして。
俺は、誘われるまま……ベッドに右膝を乗せ抱きしめる。
「……ふふっ。連歌……可愛い……」
頬に、小鹿からのキス。
良い匂いと、柔らかい唇……。夢では、無いようですが……。
ベッドの横に、養○酒……。飲んだ後。
……。まさか、酔ってる!?
(容量・用法を間違わなければ、未成年も飲んでOKらしいです。決して、飲んで……このようなことはないと思います。あしからず……)
「……ね、悲しい……慰めて?ね……」
……やばい……です。試されています……。
罠?どうする……連歌?
「小鹿……あの、……ん……」
柔らかい唇が重なり、柔らかい舌が……俺の唇を舐める。
「……っ……小鹿……。」
ベッドに押し倒し、覆いかぶさる。ベッドからも、小鹿の匂いがする。
はぁ、はぁ……
我慢が、出来ない……。ボタンを外し、胸元に触れ……キスをした。俺のだ……
赤い印。白い肌に、俺がつけた……俺のだ……。
「小鹿……」
「くぅ~~。」
……。え……?
この状態で、寝たの?俺……どうしたら……?
「……連歌……待って……ね……?」と、可愛い寝顔で笑みを浮かべた小鹿。
……え?その寝言で、終わり??
思わず俺も、笑みがこぼれる。
しょうがありません。もう少し待ちます。
悪魔が微笑んだ夜。君は覚えていない夜のこと……。
おまけです♪改めて、読み直すと……この部分て、欠けてますよね?
ま、連歌も微笑むんですが……ここでは、小鹿の内面が微笑んだって事で!
この時には、小鹿の片隅?かな……連歌の存在が大きくなってたのでしょう。
次の日の朝には、名前を自然に呼ぶようになってますし♪
はぁ……すっきりした!!




