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C【派生シリーズ】邪  作者: 邑 紫貴
感謝短編

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77/95

【微笑】①

『ドSな甘さはイチゴの薫り』

視点:小鹿こじか。登場人物:連歌れんか。時期は高校生。


男女別の体育から、教室に戻る廊下。

先に戻っていた連歌が、可愛い女の子(巨乳)から、大きなカゴを嬉しそうに受け取った。

「美味しそうな匂いがします。ありがとうございました。」

丁寧な言葉と、優しい笑顔!?

フルフル……怒りで震える。

女の子は真っ赤な顔で、会釈して去って行く。

私、彼女……だよね?私が、過去に傷ついたのを知っているよね?

嫉妬じゃないもん!これは、裏切りじゃないかと怖いんだよ?

連歌の無神経……嫌い……好きじゃない。まだ、本気じゃ……ない。

うっ……涙が出そうになる。

「おや、小鹿?お昼にしましょう。丁度、美味しそうな……」

「ばかぁ!!そんなの、食べない。キライ、連歌なんて大キライだ。許さないから!!」

連歌を置いて、廊下を走って逃げる。あれ?いつもなら、すぐ捕まるよね。

スピードを落として、振り返る。……追いかけても来ない??何よ、そんなに巨乳が良いの?

それとも、私……美味しそうな食べ物に負けたの!?うわぁ~~ん!!


校舎と校舎の壁の間。前にも、隠れたことのある場所……

見つけて欲しい。けど、別れとかイヤだ。

ヒドイ……誰も好きにならないと誓った私の心を奪って、あんなに甘く愛を囁いたのに……

座り込み、壁にもたれて冷たい温度を感じる。

涙が止まらず、愛しさに痛む胸……

「連歌。」

「ふふっ。何でしょう?可愛い小鹿を見つけました。」

目をパチクリ……視線を向ける。

連歌は手を差し伸べ、首を傾げて悪魔な微笑み。

「くすくす……さ、俺の手を取ってください。逃がしませんよ……小鹿は、俺のものです。」

逃がしたじゃない!!追いかけても来なかった。

……来たけど、遅い……不安で、私がどれだけ……くっ悔しい!!

「ふん!私は、私のモノよ。やだ!」

両腕を後ろに回し、首を横に向けて知らん顔。

「くくっ……小鹿?それ、誘っているのですか?」

は?私、怒っているんだよ?

顔を横にしたまま、視線だけを連歌に向けてみる。

私を上から眺めながら、ニヤニヤ……熱を帯びた観察の視線。

ゾワワッ……何だ??この、身の危険信号!?

「あぁ、俺の思考を知りたいですか?」

知りたいような、知りたくないような。

「はぁ……息が荒くなります。無意識ですか?小悪魔ですよね、本当に……まるで、両腕を縛られた小鹿が、俺に胸を差し出しているようにしか見えません。」

……ぎゃぁ!?

慌てて両腕を前に出し、交差して胸を隠した。

「お腹が空きましたね。さ、隠さず……俺に食べられてください。」

連歌が距離を縮める。

私の前に屈んで、体を抱き寄せ……片腕が太ももに触れる。

「ヤダ!!」

抵抗の一瞬……自分の身がどう流れたのか、気づけばお姫様抱っこ!?

「ふっ。ここで無理やり戴くのも良いかもしれませんね。くすくすくす……ま、今日は……我慢しましょう。」

何を、我慢されなきゃいけないの??

「下してよ!!」

暴れる私にも、連歌はビクともせずに歩き続ける。

裏庭に設置されたランチテーブル。上には、さっきのカゴ。

「今日は、誤解を解いてから……小鹿からの謝罪と甘さを味わう方を選びますよね、当然。くすくすくす……」

誤解?私からの謝罪!?

カゴを開けると、中からイチゴ系の甘い匂い。苺使用のパンやらケーキが山ほど。

苺って、まさか?

私を、そっとベンチに下ろし、連歌は意地悪な笑顔。

「察しがいいですね、さすが俺の獲物。くすす……これは采景が、苺愛を怒らせたお詫びで作った余りものです。さぁ、小鹿?あなたは俺に、どんなお詫びを提供してくれるのでしょう?」

私の横に座って、腰に手を滑らせる。腕で抱き寄せ、首元に舌を這わせた。

甘いイチゴの薫りに包まれ、甘い……甘い時間。

「ごめんなさい……」




(悪癖:冬休み企画 アンケ結果に応えて)

タイトル『疑いますよね?』side:小鹿こじか


連歌が他の女の子と仲良くしていたと嫉妬し、今……誤解が解けたところ。

「小鹿?俺は、疑われて心が痛みます。」

私を抱き寄せ、言葉とは違う熱い視線。

目線を逸らして、密着した状態を受け入れたまま。

周りが気になるけど、今日は跳ね除けれない!!恥ずかしいけど、我慢……

「聞いているのですか?小鹿……ふふ。抵抗がないと言う事は、覚悟はあるのですよね?」

ナイナイ!!

首を必死で横に振って、会話を逸らそうと苺のパンに手を伸ばす。

「ほら、采景の作ったパン美味しそう♪お腹、減ったよね!」

口に入れて、モゴモゴ。

「くくっ……そうですね、空腹ですよ。俺は、小鹿を食べたいのですが?」

ゴクンッ……

チラリと視線を向けると、ニッコリ笑顔。ゾゾゾ!!

駄目だ……これ、逃げれないよね??

腰には腕が回っているし、連歌を疑った私に拒否権なんか……

「意地悪すぎましたか?」

ちょっと悲しそうな表情に、心が痛む。

「今回は、私が悪かったし……」

連歌の頬に手を当て、唇に触れるキスをした。

それが大きな間違い!!

「ですよね?分かっているなら、遠慮はいらないでしょう。俺は、小鹿が恥ずかしいのを承知で請求します。」

ぐいっと、腰を引かれ……気づけばイスの上に寝ている状態。

連歌のひざに、私のお尻……スカートから太ももが見えていますよ!?

「興奮しますね。ご馳走が、無防備に……俺を待っています。」

「やだ、誰かに見られる!」

いくらなんでも、これは抵抗をしないと!!

「じゃぁ、大人しく……数分だけ下さい。この胸に、癒されたいのですよ。ね?疑われた俺の気持ちは……理解できるでしょう?」

ううっ……嫉妬なんて……感情的になった自分が悔しい!!

「小鹿……嫉妬は、嬉しいのです。けれど、男を信じられなくなった小鹿が俺を疑うのは……」

胸が痛む。連歌を傷つけた過去……これから何度も、傷つけてしまうのかもしれない。

「ごめんね」

「ふふ。頂きます。」

嬉しそうに、連歌は私の胸に顔をうずめる。

顔をすり寄せ、熱い息が服を通り肌に伝わった。

もしかして……騙された?疑っちゃダメなんだけど……あれれ??

「小鹿、大好きですよ。」

悪魔が微笑んで……




“ちょっと……”な妄想『袋』

視点:小鹿こじか・登場人物:連歌れんか苺愛めえ采景さきょう


「小鹿、コレあげる。」

苺愛から受け取った手には、小袋に入ったアメ玉。

「ありがとう!」

【むにっ】

「な、何!?」

開けて食べようとした私の胸をつかんだ!?

「ダメよ、それはね……くすっ……連歌にあげてみて。くすくす……」

色気のある笑いに、声が出ず……

そんな私を置いて、苺愛は、迎えに来た采景くんの方に走って行った。

「小鹿、どうしたのです?」

後ろから来た連歌は、私の複雑な表情に微妙な顔。

「これ、苺愛が……」

アメを連歌に手渡す。

「……食べた方が良いのですか?」

連歌は不思議そうに、袋を開けようとする。

が、上手く行かず……袋を歯で噛んで、片手で開けた。

『くすくす……』苺愛の笑いの意味が分かった気がする!!

……何だろう??この仕草って、エロイ!!

「……?あぁ……くすっ。ふふふ……何、考えたか……当ててあげましょうか?ね、小鹿……」

連歌は身を寄せ、私に向ける視線が熱を帯びる。

「ふぅ~」

「ひゃっ!?」

息が首元に触れ、変な声が出た。

「くすっ……今日の小鹿は、俺を誘っているのですか?手加減、できませんね……」

「待って!ここ、まだ……学校の敷地だけど~?!」




連歌は“音楽” 草樹は“自然”をイメージ。連歌と草樹には兄貴がいます。

連歌「え?初耳だけど??」

草樹「確かに、連歌って長男らしくない。」

設定は、記憶にも薄いですが(笑)兄・姉・妹もいる設定。

兄は会いに来た短編を書こうとしたか、書いたか?記憶にない。




タイトル『片割れですよね?』視点:連歌


あれは、記憶にあっても当然でしょう。2歳です。二人で積み木で遊んでいたのです。

俺も、可愛い子供でして……嬉しく遊んでいました。

ふと、片割れを見ると大量の出血。あいつ、自分で殴ったのです。

トラウマですよ、本当に!泣いたのは、俺です。

その日から、俺は暗い子供になりました……

しかし、ドSとか関係ないのでは?ね、小鹿?




『大きいな』視点:小鹿こじか


お腹が大きくなり始めた ある日。

草樹が、連歌と飲みにやって来た。

「いらっしゃい。」

出迎えた私を、じっと見つめる。

いや?視線が??

【ムニニッ】

??!?!!!!!!

草樹の両手が、私の胸を触っている。

「こら!草樹、それは俺のです。」

「いや、感じないんだけどね?大きいなと思って。」

……。

どう反応すればいいのか、ただ……立ち尽くした。






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