10話 奴隷を買おう
別にグロいシーンは出てこないです。
私は、金貨一枚。
金貨一枚と言うと銀貨百枚で銅貨千枚。
銅貨三枚でパンが買える。
だから、えっと、んっと。
たくさんのパンが買える。
とうちゃ(父)もかあちゃ(母)もミィもそれで助かる。
なら私はそれがいいなって思って奴隷になった。
とうちゃもかあちゃもキカクガイだからダメなんだって。
ガタゴトと酷く揺れる馬車に乗って三日で、ガルディ領って所についた。
そこで洗われて綺麗にさせられた。
そして、部屋に連れていかれた。
商人の方は、あきらめろと言ってきた。
何をあきらめるの?とは聞けなかった。
一人目は男の人で、私の体をじろじろと見てきた。
それで値段(商人の方は金貨三枚と言った)を聞いて、下げろと言った。そうしたら、私は金貨2枚になった。
あれ?
私は金貨1枚で商人の方に売られたんじゃなかったっけ?
よく分からないや。
それで一人目の人は文句を言って去っていった。
他にもたくさん人が来た。
周りの奴隷は次々と買われていった。
けどまだ、たくさんのこっている。
すると、明らかに今までの人とは、ふいんき(※雰囲気)が違う人がやってきた。商人の方は今までとは違う態度だ。
その人は、豪華な服を着ていたわけじゃないけれど、違う所にすむ人だと思った。
奴隷は金貨1枚から金貨10枚が相場。
金貨一枚と言うと、4人家族なら50日は過ごせる。
安いと思う。
まあ、金貨1枚だと犯罪奴隷や欠損多だ。
どちらもあまり買いたくはないよな。
他にも玩具用は安いとかなんだとか。
レンタルもあるそう。
何をやっても構わない。
殺したら罰金らしいが。
物騒な世の中だ。
”僕”としては、そうだな。
男3女1を予定している。
本当なら男4にしたいところだか、まあなんとなく。
…偽善的に。
さて、我が領の奴隷商館は2つだ。
片方は質が悪いらしいのでまともな方にいく。
ドアを開けるにも勇気がいる。
と思ったらヨーゼフさんが開けてくれた。
ナイス!
入る。
店員がやって来た。
「いらっしゃ・・・いませ?」
何故に疑問系。
「そうだ」なんだ、文句あるのか?
「し、失礼しました!いやはや、うちのような店に貴族様がやってこられるとは思いもしなかったので!ハイ!それで今日は何をお求めでしょうか?」何って。
「男3女1の予定だ。”商品”を見せろ」
「ハッ! 承知!」
なんだよ。テンション高いな。
付いてけないよ。
そう思っている間に奥の部屋に通される。
ふむ。
「順番にご説明させていただきます」
「ああ。年齢、性別だけ言ってあとは俺が聞く」
「左様ですか。ではまず、ニィ!」
「は、はい」
と言ってやってきたのは猫耳だった。
これがニィとの初めてあった時だ。
…とか言ってフラグを立てておく。
いや、ね。
「は、初めまして」
と猫耳が言ってきた。
「うむ」
まあいいや。
能力を測りますか。
「何ができる?」
単刀直入に聞く。
「えっと。農業ができます」
ずいぶん家庭的な答えである。
「そうか。8×8は?」
「カケルって何ですか?」
あ、うん。おけ。
まあいいや。
「8が8個でどうなる?」
「16が4だから、60ですか?ま、間違ってますよね...」
すげぇ!大体合ってる。
天才だ。
「ああ、間違ってる。 ヨーゼフ。お前はどれくらいできるのか?」
「二桁のかけ算程度なら 暗算でできます」
…基準が分からん
「商人!64×27」
「え?はい?わ、分かりません」
正解は、1728だ。
1200+420+80+28でやった。
いわゆる、因数分解だ。
因数分解でやったのはなんとなく。
いつもは、頭に算盤(珠算)だけどなんかね。
この世界、算盤ないしずるい気がした。
ずるいって言うかチート?まあいいや。
「この獣人、買おう」
「へい毎度」
んじゃ次。
なんつーか、あとは、使用人兼護衛とかだからバカで構わない。
というと、ごつい奴らがやってきた。
れ、隷属の首輪的なのないですかね。
無いね。
ヨーゼフさんで十分かな。
彼、強いんだぜ。
つっても、一撃が決まらないとだめらしいけど。
暗殺術がどうたらこうたら…
奴隷というのは高いのか安いのか?
労働力として使えるなら安いけれど…
なんというか、裏切られる可能性もありますし…




