プロローグ
俺の名前は、愛尾 守!何というのかな?俺は何かパッとしないんだ。勉強の成績も学年で中の下。運動もそんなにできるわけではない(でも、全く出来ないわけじゃあないんだせ!)。そして何といっても、俺は女子にモテナイ。この前、萌美が
「守が気付かないだけで、守はすっごいモテてるんだよ」
なんて言ってたけど、あんなの絶対嘘だ。萌美は優しい奴だから俺を励まそうとしてくれたんだ。
あっ、萌美は俺の幼馴染みで、朝とか起こしてもらったりしてるんだ。マジ、アイツにはスッゲー迷惑掛けてる、アイツにはマジで感謝してるんだ。
そんなある日、こんなミスター中の下の俺が…超能力に目覚めちまうなんて…
「っうぷっ」
最近の漫画でよく見る、この真ん中より少し下であることを指す(中の下)のキャラクターがある日、超能力に目覚めたり、周りで色々あってそれに巻き込まれたり、そして可愛い女の子と恋に落ちる。
そんなストーリーの漫画やら小説やらアニメやらを目にすることがある。そういうものを目にした時、私の胃は急に襲いくるストレスにビックリし、胃液を口から出そうとする。
これから話す物語は、中の下の人物を描いた、ゆるふわ、アクション、恋愛、SFコメディ的な物語ではなく、ましてや上の上の人間様の成功的な物語でもない。
これから読者の皆様にお届けするのは、下の下の人間の物語である。
「そうなんだ、じゃあ読まねーよ」とならないように!




