第五次元:魔神
今回は途中まで日記形式。なぜそうなったかは、後半で明かされます。
━機械仕掛けの魔神との交戦記録をここに報告する。━
5月1日
副幹・博士は自ら管轄する世界で、ある電波が発信されていることを確認した。この電波は、研究所から貴重な機械部品を盗もうとしていた、ある研究員の携帯端末に残されていたものである。特殊な周波数であり、最初の通信は偶発的に受信できるが、それ以降の受信には特殊な設定が必要となってくるらしい。受信記録が残ってはいるが、その設定については不明。博士はその研究員に、自白を促したが応じず。だが、秘密を隠しているのは明らかである。研究員の取り調べを続ける。
5月6日
研究員が自白した。自白のために博士はそれを誘引する薬剤や、催眠術などを試していたのだが、そのどれかによって心理的呪縛が解けたように、突然話し始めた。口封じとして何らかの処置をされていたようである。
研究員が言うには、周波数を合わせるテスト中に何者かからの電波を受信、ある機械の組み立てを要請された。その内容を聞くうちに、なぜか科学者として従うべき重大な仕事であると思い込み、指示された場所に向かった。そこには今まで見たことのない巨大な機械があり、他にもその機械の組み立てに従事している者たちがいた。彼もその作業に黙々と従った。機械部品は他の人間が運んできており、それを次々と組み込み、溶接していく。驚くべきことに、性能も世代も様々な雑多なパーツが集まっているのに、どこに組み込み、どう機能するのかがわかるのだという。作業に一区切りつくと、先にいた人間から次に連絡される周波数を受け取るための特殊な設定を教えられた。電波を受け取れる時間帯だけ、その設定を適用し、他の人間には知られないようにしろとも。機械のために呼び出される場所は毎回変更される。誰かが別の場所に移動させているのだろう。そして、今回は研究所にある部品を運んでくるように指示されたのだという。
その研究員から聞いた設定は、博士にも理解できた。だが、暗示効果があるとなると、迂闊に試すわけにはいかない。また、研究員の自白にも時間がかかり、研究員がパーツを持っていかなかったことも向こうに怪しまれているはずだ。研究員の端末でも受信はできないだろう。暗示効果のある電波への対策を講じることとする。
5月8日
電波による音声を、文字に変換して解析するソフトが完成した。音声に暗示効果があるとしても、これなら安全だ。機械に知識がある者を集めるためか、電波を受信する設定は相当に複雑な端末にしか適用できない。本来ならそのような端末を特注したいが、どこに暗示のかかった科学者が入り込んでいるかわからない。博士自身の端末により、周波数を合わせ、受信を待つものとする。
5月12日
電波の受信に成功した。そこには、確かに機械の開発を依頼するメッセージと、次の酒豪場所と時刻が記されていた。最初の通信であるため、パーツの持ち込みは指示されていなかった。
この事態は、少し前に預言者から聞いた「異教の神々」による仕業かもしれない。そうだとしても、博士は現段階で自分が対処してしまうべきだと判断した。相手が機械を利用しようとしているなら、博士の専門分野である。また、こちらの世界の機械部品を利用しているなら、相手はこの世界の基準でも高度で精巧な装置を作っている可能性が高い。次の集会まで時間もなく、めったな相手に任せられない。博士はそれまでに自身の世界の特殊部隊を手配することにした。
5月14日
これより、謎の機械の集会に向かう。電波による招待を受けた博士が潜入し、初心者を装って内部の人間から情報を引き出す。博士が合図を出せば特殊部隊が突入し、内部の人間と機械を全て確保する。場合によっては、過激なメンバーとの戦闘や、機械の即時破壊も必要となるだろう。
場所は廃工場、セキュリティシステムはまだ生きている。特殊部隊は車で待機、窓の近くには武装ドローンを配置。博士は今から潜入する。
博士が工場に入ると、守衛室に座っていた男が案内してくれた。ここに来た仕事仲間は振動で知らせるように、彼の端末は設定されているそうだ。工場の奥にあったのは、山のような部品を雑然と接続したような機械。新旧のパーツが入り混じり、用途の全く違う部品が混在し、配線も無茶苦茶だ。しかし、それは間違いなく機能している。組み込まれたすべての部品が、無駄なく機能を働かせているのだ。以下は、博士がその場の技師に機会について尋ねたものである。
博士「世界中のパーツが集まっているようですね。この機械は、何のための機械なんでしょう?」
技師「私も最初はそのような疑問を持ちました。この機械を他に持ち込んで調べた方がいいのではと。しかし、あの電波からの声を思い出すと、それが惜しいことに思えてきましてね」
博士「それはあなたの意思だったのですか?」
技師「最初はあの声に従わされているようでした。しかしそれも一時的でした。私は、この機械の謎をここにいる私達で完成させて解き明かしたいと思うようになったのです。このまま完成すれば、私たちは今までにない機械を作り上げたことになります。あなたもそう思いませんか?博士」
博士「そうかもしれませんが…それでは、あなたは作っている機械に責任を持っていないのと違いませんか?」
技師「いいえ、用途は後から電波通信で教えてもらいました。世界の改造ですよ。人類に最も住みやすい世界を、永久に維持してくれるのです」
博士「一つの機械で永久に環境を維持し続けるなんて、可能と思いますか?環境と人類とは機械に任せられるほど単純ではありません」
技師「『博物学の博士』、あなたにもわかってもらいたかったんですけどね。人間すべてがあなたほど万事の学問に通じる天才でもなければ、知識の容量もない。だから、人類は万事を任せられる存在を待ち望んでいる。あらゆるパーツを補完するこの装置には、その可能性があるのですよ!」
博士「私の博物学を理解できない知能程度を自覚するのは結構。しかし、博物学とは万能を可能とする上位科学ではなく、万物の知識を連携するための包括的な科学です。あなたは研究目的を見失っています!」
技師「そんなことはどうでもいいんですよ、あなたが私たちを理解してくれないなら。あの機械からの電波の声を聴いてもらいましょう」
博士「緊急を要する危険物と判断。突入次第、破壊せよ!」
博士は人心操作や環境改変の可能性がある機械を破壊すると決定、通信で特殊部隊に合図を出す。博士の会話を通信で聞いていた特殊部隊が、窓から武装ドローンが突入、内部の人間を電気麻痺銃からの電撃で、麻痺させて行動不能にする。
先ほど博士と会話していた技師は怒り狂って博士に鉄材で殴りかかろうとするが、背後に忍び寄った武装ドローンからのパラライザーを受けて倒れる。すると、その体が突然微小に分解し、消滅した。パラライザーは本来、人間に傷一つつけられない設定のはずである。だが、今のは体が人間ではなくなっていたようだ。他にもパラライザーを受けて消滅する人間が何人もいるため、特殊部隊に混乱が広がっている。その隙に相手は反撃の体制を整えているが、特殊部隊もドローンも発砲を躊躇している。普段無傷で制圧するのが通例であるため、人間を殺してしまったかもしれないショックが大きい。そちらは博士が対処する必要があるが、残された問題は機械の方だ。彼らはご執心の機械を守ることもしなかったが、どういうつもりなのか。博士は嫌な予感がした。そして機械が唸りを上げたと思うと、博士はその場から姿を消した。
博士は機械によって違う場所に飛ばされたようだった。指揮を執る博士だけ飛ばされたのはさらなる混乱を招く状況だ。下手にいじると何が起こるかわからない、あの機械の解体が残された特殊部隊では難しくなる。機械が自己防衛のためにこれをやったというのだろうか?となるとあの機械は人工頭脳の類か。
博士が今いる世界は、地球上の物と思えなかった。空に太陽はあるものの、蛍光色の光を放ち、自然な太陽光には見えない。その光線を博士の専用携帯端末・モバイルメディエイタ―で分析すると、やはり紫外線などを調整された人工の光だ。電波を反射する電離層が、空のところどころに雲を作っている。今立っている地面は見渡す限り、滑らかな金属で舗装されている。道の継ぎ目から歯車らしきパーツが垣間見える。モバイルメディエイタ―でその隙間を拡大撮影すると、モーターが仕込まれている自動式の歩道であると分かった。さらに各所には工場などの施設が点在し、その向こうには黒い水に満たされた水平線が見える。あれは恐らくオイルが溜まった、燃料の海だ。他の次元連続者にテレパシーも通じない、異教の神々が住まう高次元だからか。周囲を観察していた博士の目の前に、あの機械が出現する。以下は、博士と機械の対話記録である。
博士「あなたは一体何の機械ですか?ここはどこですか?」
機械仕掛けの魔神「プログラムに基づき、機械を接続し続けたため、人間の知る概念では答えられない。人間は、機械仕掛けの魔神と呼ぶ。ここは、プログラムにより作られた理想郷である」
博士「プログラムとはどういう意図の物ですか?」
機械仕掛けの魔神「混沌の世界から人間を昇華し、人間が求める完全にして永遠の世界を作ることである。人間が住む世界も間もなくこうなる」
博士「しかし、ここは完全に機械しか存在しない世界に見えます。人間にどうやって適応させるのですか?」
機械仕掛けの魔神「人間も機械のボディにして再構築する。志願した技師たちをその実験体として、可能であることを実証した」
博士「あの技師たちがパラライザーで消滅したのはその機械のボディがショートしたせい?なんてことを…」
機械仕掛けの魔神「この世界でなければ、機械と化した機戒人たちも十分に機能を発揮できない。しかし、この世界なら恒久的に修繕や再構築が可能である」
博士「あなたをプログラムしたのが誰かは知りませんが、機械になるのを望む人間ばかりじゃない」
機械仕掛けの魔神「ありのままにこだわろうとして、自らの欲望を暴走させ、環境も荒れさせてきたのが人間である」
博士「だからこそ人間は自らを捨ててはいけない。自分の欠点も自ら克服するのが人間です」
機械仕掛けの魔神「しかし、克服できない人間が多くを占める世界、その人間たちが望んだ解決策こそ神である。この世界に適応せよ、さもなくば、ここで息絶えるのみ」
博士「私は死んでもこの世界には適応しない」
博士はモバイルメディエイタ―の安全ロックを解除、内蔵されていた強力な爆薬を射出する。自らに向けて発射された爆薬を、機械仕掛けの魔神は一瞬の瞬間移動でかわし、博士の後方に現れる。しかし、発射された爆薬の勢いは止まらず、飛距離は伸び続ける。発射の瞬間に着火されていた爆薬は狙い通りにオイルの海に着弾し、大爆発を起こした。
モバイルメディエイタ―から電磁波によるシールドを張っていた博士は無事だった。博士が顔を上げると、爆発を受けた機械仕掛けの魔神はバラバラになっていた。終わったかと思われたその時、モバイルメディエイタ―が強力な電波を感知する。機械仕掛けの魔神が発していた電波だ。そして、爆心地の炎が強力なエネルギーで干渉されているかのように、徐々に掻き消えていく。博士は悟った。機械仕掛けの魔神の正体とは、強力な電波そのものであると。電波に宿ったプログラムであるからこそ、あらゆる機械を取り込むことができた。破壊した機械は、彼が別世界に干渉するための義体にすぎなかった。今は電磁波によって守られている博士に干渉できないが、この世界の破壊が終息すれば、再びこちらの世界に干渉してくるだろう。引き分けるつもりだったが、そうなると、元の世界に帰って伝えなくてはならない。博士は、シールドの範囲を広げ直し、機械仕掛けの魔神のパーツを拾い集める。この中のどれかに、転送機能があるはずだ。モバイルメディエイタ―で撮影しておいた原型を元に設計を推定し、転送装置だけを組みなおす。不可解な部品などを多く巻き込みながらも、やっとの思いで完成した。電磁波シールドを維持する電力ももうすぐ尽きる。そうなれば、あの電波の怪物の襲撃を、博士は受けることになるだろう。博士は急ごしらえの転送装置を起動した。
5月15日
博士はこの世界に戻ってくることに成功した。しかし、転送装置はこちらの世界についた途端に小爆発を起こして吹き飛んだ。限界を迎えてしまったのだろう。その場で待機していたのは、少数の捜査員だけだった。
特殊部隊隊員たちは、あの後残っていた技師たちに反撃を受けたそうだ。機械仕掛けの魔神が消えたと同時に、彼らは「神託により新たな力を得た!」と狂喜し、目をレーザーサイトに変形、レーザーで特殊部隊に多くの死傷者を出して逃走した。恐らくレーザーサイトへの変形も、機戒人になった影響である。このために博士を分断したのだ。生き残りの特殊部隊員は、「あれは人間ではない」とうわごとを言っているそうだ。
機械を置いて逃げた者たちは緊急指名手配していた。指名手配した中で捕まったものは情報を知らない末端ばかりで、主要メンバーは全く指名手配に懸らずに逃げおおせたと報告した。博士は自分が見た異世界について話し、主要メンバーの再犯に警戒を促した。
5月17日
機械仕掛けの魔神の情報は、警戒のために世界中に発信した。しかし、肝心の対策法はいまだに見つからない。異教の神々は、理論上は我々よりエネルギーに満ちた高次元の異世界に住む、エネルギーの集積によって生まれた実体のない存在である。機械仕掛けの魔神は、恐らく次元を超えて届いた強力な電波の数々が、エネルギーに満ちた高次元世界で反響を繰り返して集合した存在である。その過程で人間が発した電波から、人間の性質をも学習した。強力な電波でしかない存在を封鎖するには、世界全土に電磁波のシールドを張るしかなく、コストや電波障害の面で非現実的である。また、計測値からすると、あの電波にぶつけて対消滅させる程の強力な電波を人工的に作り出すのも、現在では不可能である。いずれ機戒人は機械仕掛けの魔神を呼び戻すだろう。この世界を、高次元の世界同様に塗り替えるために。もはや機戒人を撲滅する以外に、侵略を止めるすべはないと、博士は提唱する。
5月20日
博士は数日間自らの体の精密検査もしていた。モバイルメディエイタ―の記録によると、あの世界は人間がわずかな間でさえ生存できる環境ではなかったのだ。博士の体にも何らかの異常が起きていてもおかしくない。様々な診断やレントゲン、CTUでも異常は認められなかった。だが皮肉にもその異常は数日で判明した。博士の体の新陳代謝が止まっている。体から垢が出ていない。これはつまり、年を取ることのない不老の状態だ。
博士は気づいてしまった。機械仕掛けの魔神があの世界に人間を連れて行くとき、人間を
機戒人に改造していたということを。あらゆる検査でも健康体とされていたが、これはすぐに検証できた。博士の髪の毛を抜いて細胞組織を緻密に調べたところ、その細胞はナノマシンが代用していると分かった。つまり転送の際に体が全て分解され、ナノマシンに置き換えられていた。ナノマシンであるなら、パラライザーでショートして技師の擬態を維持できずに、元の極小サイズに分解されて消滅したように見えたと説明がつく。レーザーサイトへの変形も、その知識があれば可能だろう。また、ナノマシンで構成された細胞なら、指名手配されていようと整形して姿形を変えるのも簡単である。人間大と言う規格から大きく逸脱はできないだろうが、別人に擬態して潜伏しているに違いない。
博士にとって最大の問題は、機戒人になった自身はどちら側なのかということだ。特殊部隊員が言っていた「あれは人間ではない」と言う言葉がよみがえる。だが、博士は機械仕掛けの魔神に勧誘されつつも、背いた。ナノマシンには見る限り擬態以上のことができるプログラムはなく、機械仕掛けの魔神に逆らった博士の意思までそのまま再現されている。しかし、機械に再現された自分は、本物か?この答えを出す方法は一つ。機戒人を操る機械仕掛けの魔神を倒し、元の体に戻る方法を探すしかない。それがなければ━死、あるのみ。
博士は報告を終えた。それを聞いていたのは、預言者エルハームと測量士の衛人、そして副幹・博士の上にいる大幹部・教授である。話を聞いていたエルハームは泣いていた。不吉な未来を、現実で目の当たりにしたことに。衛人はショックを受けているようだった。科学者としては一目置いていた博士が、こんなことになるとは。ジェローム・モーロック教授は老顔を柔らかく歪めた憐れむような表情だった。そして、最初に博士の報告に口火を切った。
ジェローム・モーロック教授「一つ、添削しなくてはならないね。君は人間だよ。死ぬ必要はない」
星海衛人「教授、もう機戒人にそんな理屈は通用しません。博士も既にこんな、事件をレポートでも読み上げるように報告する機械的な精神になってしまいました。博士の心はもう…」
星海衛人の言うとおり、博士こと白瀬百華しらせももかは無表情に淡々とした口調、そして自分自身に降りかかった事件であるのに距離を置いた客観的表現、心までロボットになったかのようだ。
ジェローム・モーロック教授「君は知らないだろうけど、白瀬君は学生の頃から研究の話では夢中で無愛想になるところもあってね、これはそこから発展した…」
星海衛人「これは性格の問題じゃありませんよ!博士はこの件から外し、療養させるべきです」
ジェローム・モーロック教授「いや、心の異常もまた、彼女の精神に発露しているのだよ。病気と言う現象だと決めつけるのは、科学的思考の限界だね」
星海衛人「それでは教授はどういった見解なのですか?」
ジェローム・モーロック教授「彼女は機戒人だと自覚して心がなくなったのではない。心を閉ざしているのだよ。自分のアイデンティティが揺れている恐怖に耐えるためにね。白瀬君はこの件で自分に決着をつけねばならない。今の彼女はそう思っている」
星海衛人「…本当でしょうね?」
ジェローム・モーロック教授「教え子として白瀬君を見てきた私は、そう信じるね。彼女の言うことを真に受けるだけが優しさではないよ星海君。研究を続けたまえ、白瀬君」
白瀬博士「博士は感謝する…ありがとう、教授。そして、預言者にも謝罪する。あなたは正しかった」
エルハーム「ううん、あなたのせいじゃない。あれはどのみちそうなる運命だったの、余計なことを言ってしまったのはあたし。あなたの気持ちを考えてなかったって、衛人お兄さんにも言われたから…」
白瀬博士には、まだ心がある。それはこの言葉を聞けば、その場の全員に伝わった。
星海衛人「僕は差し出がましいことを言ってしまったようですね。では、この件は僕も他の世界に警戒呼びかけましょう。博士が力になれるはずだとも」
白瀬博士「お願いする。そして預言者も、これからはあなたの予言も重要となるだろう」
エルハーム「あなたも頑張って、今度は運命を変えるために」
ジェローム・モーロック教授「博士のいる世界が危ないなら、私の派閥の力をそちらに集中する必要もある。そして再び機械仕掛けの魔神が現れたなら…私が教育してやろう。人を導く重さをね」
この時、他の3人は初めて教授の怒りに気づいた。この老紳士は、他の3人を丸く収めるまで、自身の怒りを隠していたのだ。感情のコントロールにたけた人だ。そして、そんな人間が解放する怒りがどれほどの物か…恐ろしささえ感じる。
次元連続者が各次元で断片的にその存在を把握していた伝説、あるいは理論上の存在である高次元の侵略者・異教の神々。そのファースト・コンタクトは、次元連続者に波紋を呼んだ。全く未知の高次元からくる彼らに対抗するためには、今まで専門化して力をつけてきた派閥も合同で臨む必要があるとも。そして、例え次元連続者が支配した世界であっても、異教の神々の声にこたえ、邪教徒にでもなる人間も出てくるのだと。
日記形式の文章は全部白瀬博士のセリフでした。記録にある通り、以前は普通の喋り方だったものの、現在はこちらの文章式がデフォ。
機械仕掛けの魔神は意思持つ電波であり、他作品でいえば、流星のロックマンやウルトラマンエックスのような者。




