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勇者よ、それがお前が望んだことなのか?  作者: 安藤昌益


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説得

「だから、あいつらは私を、私達を、エルフを抹殺しようとしていたのよ。最初から直ぐに私達を裏切るつもりだったのよ。だから、私と勇者は結婚したの、記妖力することにしたのよ。だから人間とエルフは同盟して、亜人どもを一層してやるのよ。私は勇者と魔法誓約を結んだのよ。私を殺したら勇者を敵に回すことになるのよ。雄姿やと人間と同盟して、連中と戦うしかないのよ。全てはもう遅いのよ。雄姿やと人間を利用する、利用してうまく生き延びるのよ、わかるでしょう?」

 スウ・インは、ハイエルフの各部族の長老たちが集まる大長老会で大音声で力説した。大長老会には各部族長やその代理も傍聴していた。スウ・インはね勇者パーティ―に、エルフの代表として入っただけに、魔法を含めた実力、実績が大きいだけでなく、身分もあり、こういう場での経験も影響力もあったし、それを上手く使える能力もあった。

 彼女の気迫と説得力で長老たちは彼女の方策の支持を決定した。

「こうなったら、もう後には引けないわよ。」

 そう言うことも、よく分かっている彼女ではあった。


「スウ。」

 大長老会が部族長達との会合が予定されていて、それに向かうインに、自信に満ちた笑顔で、彼女が自分を見れば当選寄り添ってくると信じていた、美形のハイエルフの貴族の男が歩み寄ってきた。彼女の本来の婚約者であり、過去というか異なる未来で2回結婚している男だった。

「あ、ごめんなさい。私は勇者様の妻になっているから。じゃあ、ね。」

と彼を推しとどめ、押し返して、拒絶した。

 それでも期待している顔の彼ほむしするかのうに背を向けて行ってしまう彼女に向けて、罵る言葉をはきだした。

「あんたは、もういらないの。愛人と仲良く、大人しくしてなさい。」

と心の中で罵る様に言った。


「分断してエルフをこちらの側に取り込んだんですよ。亜人達は、我々を抹殺しようとしているのだ、敵は少なければ少ない方がいいのですよ。

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