【書籍化決定、コミカライズ進行中】私、一夜の夢を売る毒婦らしいのですが、英雄を溺愛に目覚めさせてしまいました

独り身の男性の元を夜ごと渡り歩く毒婦として有名なマリアドール。でも実は妻を亡くした夫に、一晩だけその妻の夢を見せることができる不思議な力があり、そのために一夜を一緒に過ごしていただけ。
そんな毒婦マリアドールに英雄ジェルフが契約結婚を持ちかけてきた。理由は王女様との縁談を断るため。ジェルフはとある理由から家族を持ちたくないという。
マリアドールは見た夢を絵に描き依頼者に渡していたのだが、その絵が原因で思わぬ事態に。

必死で毒婦を演じるマリアドール。それをあっさり見抜いたジェルフは次第にマリアドールに惹かれていく。

「胸元を強調しながら、ジェルフ様の腕に縋るぐらいはやる覚悟です」
「悲壮な顔で言うな、俺が辛くなる」


飄々とした英雄と必死に毒婦を演じるマリアドール。二人のジレ甘の恋の物語です。

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R15は念のためです。