文化祭に向けて2
お久しぶりです!なかなかモチベーションを保つのって難しい…
というか留年したぴえん
そこから数日が経ったが俺の小説はなかなか進んでいなかった。
そのため俺は多くの物語を読むことにした。
感情がわからないなら模倣すればいいと思った。
けれど呼んだ物語は俺なんかではとてもではないが感情を理解することなどできなかった。
努力してそれが報われて試合に勝った。嬉しいはずなのに泣いている。
なぜ?
突然訪れた別れの時。悲しいはずなのに笑っている。
なぜ?
友達と楽しそうに過ごしているのに暗い顔をしている描写がある。
なぜ?
なぜ?
なぜ?
なぜ?
なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
物語はなぜで溢れていた。
自分の感情さえわからない俺にわかるはずもなかった。
だからひたすら真似た。
これならこう。
これならこう。
読んだ物語から自分が考えた物語にひたすら当てはめた。
模倣した。
コピー&ペーストである。
そして紡がれていった物語は一見綺麗に見えても中身が空の空虚な物語だった。
そしてそれはなんだか俺自身を映しているようだった。
いっそ全てを忘れて一からやり直せたらこんなことにならなかったのだろうか?
ふとそんなことを思った俺はしかしなぜそんなことを思ったのかわからなかった。
そしてさらに数日が過ぎた。
「じゃあ今日は進捗の報告を兼ねて皆んなで見せ合いましょうか。進んでいるところまででいいから皆んなコピーしてきてくれたかしら。」
今日は初の見せ合いの日。
俺はあれからも作業を淡々と進めて物語ではない何かを作っていった。
そんな何かは他の人の目にはどのように映るのだろうか。
それからは皆んな黙々と自分以外の人の作品を読み進めていった。
俺は相変わらずなぜそう思ったのか?なぜそんな行動を取ったのか、わからないことだらけだったが、ただいうものであると理解できなくても納得することにした。
そして一人一人の作品を読み終えるごとにその人に感想を伝えていく。
ここはもっとこうしたらとかここがよかったとか作品自体を批判するのではなく文の表現について伝えることになっていた。
これは雪さんの考えである。
なんでもその人の考えた作品のシナリオを変えられるのはその人だけであるべきだとか。
俺は作品自体が良くなるのならシナリオ自体に注文をつけてもいいと思うのだがそういうものなのだろうと否定をすることはなかった。
他の人も雪さんと同意見のようだった。
お読みいただきありがとうございます!エタらずなんとか書き続けていきますのでブックマーク、感想、いいねよろしくお願いします!
ラブコメとは呼べないほど話が重くなっていく…