第51話 月明かりの家族風呂 ~三姉妹の甘い告白~
家族風呂の湯気が、まるで夢のヴェールのように濃密に立ち込める中、
浴室の扉が静かに、しかし運命的な音を立てて開いた瞬間——
俺は息を飲むどころか、心臓が一瞬止まるほどの衝撃に襲われた。
「お、おい、お前達っ……」
そこに立っていたのは、タオルを体に緩く巻いただけの、三姉妹だった。
葵が一番前に立ち、優しくも妖しく輝く微笑みを浮かべている。
蜂蜜色のゆるふわロングヘアが湿気で艶やかに濡れ、肩から胸の谷間へと優しく流れ落ち、
白く柔らかな肌が月明かりに照らされて、まるで本物の女神のように神秘的に輝いていた。
その後ろで、澪が静かに目を伏せ、漆黒のストレートヘアが背中に張り付き、
透き通るような白い肌が湯気の中で淡く光を反射している。
彼女の唇はわずかに震え、普段のクールさとは違う、熱を秘めた色香を帯びていた。
一番後ろの雛は、少し照れたように頰を真っ赤に染め、
栗色のセミロングを軽く跳ねさせながら、でも瞳をキラキラと輝かせて立っていた。
タオルの端をぎゅっと握りしめた手が、興奮と恥ずかしさで小さく震えている。
三人が、ゆっくりと、まるで夢の中を歩くように湯船の方へ近づいてくる。
足元で湯が優しく波立ち、甘い水音が浴室に響いた。
「お風呂……一緒に入ろうと思って♡」
葵の声が、湯気の向こうから、溶けるように甘く、柔らかく響いた。
その声だけで、俺の背筋に甘い電流が駆け巡る。
俺は湯の中で思わず後ずさり、壁に背中を押しつけた。
「ちょっと待って……!」
心臓が激しく、痛いほどに鳴り響いていた。
童貞の俺にとって、これは刺激が強すぎる、あまりにも危険すぎる光景だった。
頭の中が真っ白になり、息が上手くできない。
「ねえ……見て、悠真くん」
葵の声が、さらに甘く、優しく、まるで誘うように俺を包み込んだ。
「澪達の……ゆーまに見て欲しい」
澪の声は低く、静かだが、抑えきれない熱情が滲み出ていて、
普段の彼女からは想像できないほど色っぽく響いた。
「悠真なら……いいよ。全部、見て♡」
雛の声は明るく、でも恥ずかしさで上ずり、甘い吐息が混じっていた。
俺は恐る恐る、震えるまぶたを開けた。
窓から差し込む柔らかな月明かりが、湯船の表面を幻想的な銀色に輝かせ、
三姉妹の裸体を、夢のように美しく照らしていた。
まるで異世界の泉に降り立った三人の女神のように、
白く柔らかで、しっとりとした肌が淡い光に包まれている。
湯気のヴェール越しに、三人の優しい曲線がふわりと浮かび上がり、
現実のものとは思えないほど神秘的で、淫靡で、甘美な光景だった。
俺は湯船の隅っこに完全に追い詰められ、背中を冷たい壁に強く押しつけていた。
三姉妹がゆっくりと近づいてくる。
彼女たちの豊かな胸が、湯の中で優しく揺れ、
白い太ももが湯を甘くかき分けながら、俺を取り囲むように迫ってくる。
三人分の裸体は、完全に目に毒だった。
月明かりに照らされた柔らかな曲線が、湯気の中で幻想的に揺らめき、
鼻血が出そうになるほどの甘い刺激と、胸が締め付けられるような美しさが俺を襲った。
タオルが少しずれ、ちらりと見える柔らかい膨らみや、濡れた肌の艶が、俺の理性を溶かしていく。
「凪沙の件で、心底分かったことがあるの……」
葵が一番近くまで来て、優しい瞳で俺を見つめながら、甘く囁いた。
彼女の吐息が、湯気と混じって俺の頰にかかる。
「私達、やっぱり……悠真くんが大好き。大好きで、大好きで、たまらないの」
澪が静かに、しかしはっきりとした、熱を帯びた声で続けた。
「そう……澪も、葵も、雛も……悠真だけがいい」
雛が明るく、でも真剣で、胸の奥から溢れる想いを込めて締めくくった。
「みんなみんな、悠真が大好きなんだよー♡ もう離れたくない……ずっと一緒にいたい!」
三人の言葉が、湯気の向こうから温かく、甘く、胸の奥まで染み渡るように響いてくる。
葵が少し微笑みながら、優しく、でも確かな決意を込めて言った。
「だからね、無理して一人を選ぶ必要ないよねって、よく分かったの……」
「え?」
俺が思わず声を上げると、葵は穏やかに、しかし愛おしげに続けた。
「決めるのは、入籍をする一人だけ。でもそれはあくまで書類上必要なだけだよね。
それは誰でもいいの。だから長女の私がそれになります……」
澪が静かに頷きながら、低い声で囁いた。
「ん……それが一番、収まりがいい……」
雛が元気よく、でも瞳を潤ませながら笑った。
「葵ちゃんは頭がいいからー。会社経営とかになると、それがいちばんいいんだよねー♡」
俺は三人の顔を順番に見つめ、掠れた、震える声で聞いた。
「お前らは……それで、本当にいいのか?」
葵が優しく、でも熱い想いを込めて答えた。
「私達にとって一番大事なのは、ずっとずっと悠真くんと一緒にいること……
それだけで、心が溢れちゃうくらい幸せなの」
澪が低く、熱を帯びた声で、甘く続けた。
「そう……だから、事実婚だけで十分。
ゆーまのそばにいられるなら、それでいい……」
雛が明るく、でも真剣に、胸を高鳴らせながら締めくくった。
「その代わり、将来は三人とも……悠真の赤ちゃんが産みたい!
悠真の子供、絶対かわいいよね……♡」
三人の言葉が、湯船の中で静かに、しかし力強く、甘く響いた。
月明かりが三人の裸体を幻想的に、優しく照らす中、
俺は長く、長く沈黙した。
胸の奥で、喜びと驚きと、甘い罪悪感と、抑えきれない愛情が激しく渦を巻いていた。
やがて、俺は静かに息を吐き、決意を固めた。
「……分かった。正直、俺も一人に決めて、他の二人が知らない誰かと結婚したりするのは、なんかイヤだった……。
どうも俺は、気が多いらしい……」
その言葉を聞いた瞬間、三姉妹の瞳が一斉に、星のように輝いた。
葵が優しく微笑み、
澪が静かに頰を緩め、幸せそうに目を細め、
雛が嬉しそうに、胸の前で手をぱちぱちと叩きながら笑った。
月明かりの下で、四人の新しい約束が、
甘く、幻想的に、熱く生まれようとしていた。
湯気の中で、三姉妹の柔らかな体が、
俺の体温を感じ取るように、ますます近づいてくる——。
月明かりが湯船の表面を銀色に輝かせ、三姉妹の裸体を幻想的に照らしていた。
三人の想いが、静かに、しかし熱く俺に向けられている。
葵が優しく、甘い声で囁いた。
「ねぇ、キスして……悠真くん」
「き、キス……か」
俺の声が上ずった。心臓が激しく鳴り、湯の熱さとは別の熱が体を駆け巡る。
葵が柔らかく微笑みながら続けた。
「三人、娶ってほしい……誓いの、キス」
雛が俺の右側から体を寄せ、明るく、でも切なげに言った。
「もう待てないよ……悠真、大好きの証、ちょうだい……♡」
俺は湯の中で息を飲み、ゆっくりと頷いた。
「よ、よし……じゃあ、やるぞ」
三姉妹の瞳が一瞬で輝いた。
葵が優しく言った。
「最初は三人一緒ね」
「え?」
三人が同時に俺の顔に近づいてくる。
「「「せーの♡ ちゅ~♡♡♡」」」
柔らかい唇が、同時に俺の頰や口元に触れた。
葵のキスは優しく、包み込むように温かく、俺の心を溶かすような甘さだった。
13年間、ずっと俺を守り続けてくれた彼女の想いが、唇を通じてじんわりと伝わってくる。
澪のキスは静かで、しかし熱を帯びていた。
言葉の少ない彼女の、抑えきれない想いが、唇の震えとともに俺の胸に響く。
あの体育倉庫での密着を思い出し、俺の心臓がさらに激しく鳴った。
雛のキスは明るく、弾むように元気いっぱいだった。
いつも俺を笑わせてくれる彼女の純粋な大好きが、唇の柔らかさと一緒に溢れてくる。
三つの甘い感触が、湯気の向こうで重なり合い、俺の理性の糸を優しく、しかし確実に引きちぎっていく。
月明かりの下で、三人同時のキスは、まるで夢の中の出来事のように幻想的だった。
俺の胸は熱く、頭はぼーっとし、湯の中で体が震えていた。
やがて、三人がゆっくりと顔を離した。
俺は息を整えながら、まず葵の目を見つめた。
「……葵、俺は葵のことが好きだ。
ずっと優しく包んでくれる葵が、俺には必要だ。
これからも、俺のそばにいてほしい」
葵の瞳が優しく細まり、嬉しそうに、でも少し涙ぐんだように微笑んだ。
柔らかい笑顔を浮かべる葵の唇にもう一度キスをする。
次に澪の目を見つめた。
「……澪、好きだ。
静かだけど、いつも俺のそばにいてくれる澪が、俺には必要だ。
これからも、俺を支えてほしい」
「ん♡」
澪の無表情が少し崩れ、耳の先まで赤くなりながら、静かに頷いた。
そっと目を閉じた澪にゆっくりと唇を合わせた。
最後に雛の目を見つめた。
「……雛、好きだ。
元気いっぱいで、いつも俺を笑わせてくれる雛がいてくれるだけで、俺も元気になれる。
これからも、俺のそばで笑っていてほしい」
「えへへ♡ 雛も、悠真のこと大好き♡ もう一回ちゅーしよ♡」
雛の瞳が輝き、嬉しそうに笑顔になった。
俺は「喜んで」と付け加えて雛にもう一度キスを送った。
三姉妹が同時に俺を見つめ、温かい声で言った。
「「「悠真くん……♡」」」
月明かりが湯船を照らす中、
四人の新しい約束が、静かに、しかし確かに結ばれた。
湯気の向こうで、三姉妹の笑顔が優しく輝いていた。
※後書き※
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