一八二日目 「もう遅い」論
ランキングが「もう遅い」で占拠されているという噂をちらほらと聞きます。自分もその片棒を担いでいる側の人間なので何も文句はいえませんが、作者側としてはついつい使ってみたくなるドーピング剤みたいなものなのです。
もう遅いというワードをサクッと入れるだけで、グイグイ伸びるんです。これは個人の感想ですが、なろうで書いている作者というのは、小説を書いてわざわざネットにあげるくらいですから読まれたい方が多数派でしょう。
手っ取り早く読まれたい。そのためにいい方法がある。そうすれば試したくなるのも当然のことです。
ランキングがそればかりになってしまうのは仕方ないとしても、この流行があとどのくらい続くかがかなり大事だと思っています。
この流れを嫌だという人々がサイトからいなくなれば、どんどんサイトが一部の流行に特化するようになります。
もう遅いしか勝てない環境になるのは厳しいはずです。
世間がそういった物語を求めているから伸びているのでしょうか。
今の状態は異常だと勝手に思っていますが、いったん様子見です。10月頃からはじまった流れ、今で4ヶ月です。これからさらに広がっていくのか否か。形を少しずつ変えているとはいえ、全く読めません。
流行に乗るのは大事ですが、流行に流されるのは怖いです。




