一四三日目 ウケるものと描きたいもの
多くの物書きが、きっとこの問題に直面するであろう命題の一つです。
自分の『好き』がウケるかどうかなんてわからないもの。
絶対に面白い、と考えて放った自信作が泣かず飛ばず。
日間PVが一桁か二桁。
タイトルやあらすじの変更で伸び代はあるものの、自分の面白いが読者と完全に一致するとは限りません。
作者と読者は、生産者と消費者の関係です。
生産者のこだわりばかりを詰め込んで、消費者の気持ちを考えない設計をしていたら、読まれるはずもないですし、ウケるはずもないです。
そして、売り込み方も大事なようです。
短いタイトルも、よっぽど秀逸なものはいいかもしれませんが、このサイトは表紙がある本とは違います。
本は表紙で売ることも少なくないですが、なろうは違います。
タイトルとあらすじだけが唯一の判断材料です。
少なくとも、ここで作品の魅力が伝わってこなかったら厳しいでしょう。
これでいくら導線しても、自信作がウケる気配がない。
それなら、あえて戦う場所を変えるのもありでしょう。
別サイトへの投稿・公募への募集。
ぞれもダメなら自己満足でいいんです。
友人に見せるためだけに書く。自分が楽しむためだけに書く。
現になろうでそういった書き方をしている人もいますが。
PVに伸び悩んでいるなら、あらすじとタイトルはいじってみる(長文にしろ、とはいっていません)。
それか、早めに完結させて次回作にかける。
やり方は多種多様です。
個人的には、なろうにあげないというのがいいのかな、と。
伸びないことに気を悩ませるくらいなら、はじめからあげないという方法です。
読者のことをいっさい考えない自己満足は読者にとって失礼ですからね。
読まれたいなら、最低限の配慮は必要になってくるでしょう。




